リンゴ・スピリット1
――さて7月に新日本森田ジムからシェリージムに移籍した満瑠の弟・凛吾。大学内で必須な単位は既に2/3以上取得できているので、現在は自分の誕生日である8月7日に決まった自分の試合を控え、大学やアルバイトの合間を縫ってトレーニングを始めている…。
SE(サンドバックに向かってシャドーボクシングをする音)
モブ選手A:「なぁ、あれ一条の弟だよな…。」
モブ選手B:「ああ…。」
モブ選手A/B:「可愛い…。」
モブ選手A:「何言ってんだオレ!! オレは女が好きだ!!」
モブ選手B:「おれだってそうだ!! でも…。」
モブ選手A/B:「可愛い…。」
モブ選手A:「あれだけ可愛ければ男でも良いような気がしてきた…。」
モブ選手B:「お、俺も…。ホ〇になっても良い!!」
満瑠:「おい!!」
――そこへ満瑠が仁王立ちで立ち塞がった
モブ選手A:「||| あ、一条…。」
モブ選手B:「おれ自分の練習あるからこれで…。」
満瑠:「ったく!!」
凛吾:「あ!! 満瑠お兄ちゃん!!」
満瑠:「ほら、トレーニングつきあってやるから、続けろ!!」
凛吾:「はい!!」
――こうして満瑠は凛吾にジャブやフックの仕方とクリンチの仕方などを教えるのであった…。
凛吾:「ふぅ、すごく汗かいちゃった…。」
満瑠:「今日はこのくらいで良いだろう、シャワー室行って汗流して着替えて来い!!」
凛吾「うん…。」
――シャワー室でシャワーを浴びる凛吾
モブ選手A:「「ふう、汗かいちまったぜ!!」
モブ選手B:「おれも!! 肌にベタベタしてて気持ち悪い」
モブ選手A:「さっさとシャワーで汗流しちまおうぜ!!」
モブ選手B:「ああ…。」
――モブ選手2人が徐にシャワー室のドアを開けると…。
凛吾:「きゃあ!!」
モブ選手A:「あ、一条!!」
モブ選手B:「わ、わりい」
凛吾:「い、いえ…。」
満瑠:「おい!!」
モブ選手A:「あ、一条!!」
モブ選手B:「すまねぇ、決してワザとじゃないんだ!! 本当だ!! 頼む!! 見逃してくれ!!」
満瑠:「言い訳は良い!! それよりもお前らとはゆっくりと話がしたな…。凛吾!! シャワー済ませたら、しっかり乾かしとけよ!!」
凛吾:「わかってるって!! もう!! いつまでも子ども扱いするんだから!!」
満瑠:「さ、お前たちは俺と一緒に来てもらおうか!! あ、逃げてもムダだからな!!」
モブ選手A:「ゆ、許してくれよ、一条!!」
モブ選手B:「俺たちが悪かったって!!」
満瑠:「凛吾の肌を見た者は万死に値する!!」
モブ選手A/B:「ぎゃーっ、あーっ!!」
――その後モブ選手達の悲鳴がいつまでも聞こえてきたとかいないとか…。そしてジムから外に出た時にすっかり夕方になっていた…。
凛吾:「満瑠お兄ちゃんと二人で歩くの久しぶりだね…。」
満瑠:「ああ、そうだな…。」
凛吾:「そう言えば、今秋那お兄ちゃんとルームシェアしてるんでしょ?! どう? 秋那お兄ちゃん困らせてない?! 聞いてるよ!! 満瑠お兄ちゃん朝スゴい寝坊助でなかなか起きないって!! 満瑠お兄ちゃん朝苦手なの相変わらずだね…。」
満瑠:「///うるさい!! お前はどうなんだよ…。」
凛吾:「僕は朝ちゃんと起きれてるもん!! アルバイトも始めたし!!」
満瑠:「なにっ?! どこでだ!!」
凛吾:「望月さんの所!! 面接行ってボクシングやってるって言ったら受かっちゃった!! でもそこがまさか望月さんが働いている仕事場だったなんて…、僕もう運命感じちゃう!! じゃあ僕ここだからまたね!! あまり秋那お兄ちゃん困らせちゃダメだよ!! じゃあね!!」
――こうして凛吾はそそくさと自宅へ走って行った…。一人残った満瑠は…。
満瑠:「おのれ望月!! ボクシングだけじゃなく、就職先でも凛吾をたぶらかしやがって!! 絶対に許せん!! 次会ったら問いただしてやるから覚悟しておけ!!」
朔:「ぶえっくしょい!! 風邪でもひいたかな? 試合も近いに油断は禁物!!」
――思わぬとばっちりを喰らった朔であった…。
SE(サンドバックに向かってシャドーボクシングをする音)
モブ選手A:「なぁ、あれ一条の弟だよな…。」
モブ選手B:「ああ…。」
モブ選手A/B:「可愛い…。」
モブ選手A:「何言ってんだオレ!! オレは女が好きだ!!」
モブ選手B:「おれだってそうだ!! でも…。」
モブ選手A/B:「可愛い…。」
モブ選手A:「あれだけ可愛ければ男でも良いような気がしてきた…。」
モブ選手B:「お、俺も…。ホ〇になっても良い!!」
満瑠:「おい!!」
――そこへ満瑠が仁王立ちで立ち塞がった
モブ選手A:「||| あ、一条…。」
モブ選手B:「おれ自分の練習あるからこれで…。」
満瑠:「ったく!!」
凛吾:「あ!! 満瑠お兄ちゃん!!」
満瑠:「ほら、トレーニングつきあってやるから、続けろ!!」
凛吾:「はい!!」
――こうして満瑠は凛吾にジャブやフックの仕方とクリンチの仕方などを教えるのであった…。
凛吾:「ふぅ、すごく汗かいちゃった…。」
満瑠:「今日はこのくらいで良いだろう、シャワー室行って汗流して着替えて来い!!」
凛吾「うん…。」
――シャワー室でシャワーを浴びる凛吾
モブ選手A:「「ふう、汗かいちまったぜ!!」
モブ選手B:「おれも!! 肌にベタベタしてて気持ち悪い」
モブ選手A:「さっさとシャワーで汗流しちまおうぜ!!」
モブ選手B:「ああ…。」
――モブ選手2人が徐にシャワー室のドアを開けると…。
凛吾:「きゃあ!!」
モブ選手A:「あ、一条!!」
モブ選手B:「わ、わりい」
凛吾:「い、いえ…。」
満瑠:「おい!!」
モブ選手A:「あ、一条!!」
モブ選手B:「すまねぇ、決してワザとじゃないんだ!! 本当だ!! 頼む!! 見逃してくれ!!」
満瑠:「言い訳は良い!! それよりもお前らとはゆっくりと話がしたな…。凛吾!! シャワー済ませたら、しっかり乾かしとけよ!!」
凛吾:「わかってるって!! もう!! いつまでも子ども扱いするんだから!!」
満瑠:「さ、お前たちは俺と一緒に来てもらおうか!! あ、逃げてもムダだからな!!」
モブ選手A:「ゆ、許してくれよ、一条!!」
モブ選手B:「俺たちが悪かったって!!」
満瑠:「凛吾の肌を見た者は万死に値する!!」
モブ選手A/B:「ぎゃーっ、あーっ!!」
――その後モブ選手達の悲鳴がいつまでも聞こえてきたとかいないとか…。そしてジムから外に出た時にすっかり夕方になっていた…。
凛吾:「満瑠お兄ちゃんと二人で歩くの久しぶりだね…。」
満瑠:「ああ、そうだな…。」
凛吾:「そう言えば、今秋那お兄ちゃんとルームシェアしてるんでしょ?! どう? 秋那お兄ちゃん困らせてない?! 聞いてるよ!! 満瑠お兄ちゃん朝スゴい寝坊助でなかなか起きないって!! 満瑠お兄ちゃん朝苦手なの相変わらずだね…。」
満瑠:「///うるさい!! お前はどうなんだよ…。」
凛吾:「僕は朝ちゃんと起きれてるもん!! アルバイトも始めたし!!」
満瑠:「なにっ?! どこでだ!!」
凛吾:「望月さんの所!! 面接行ってボクシングやってるって言ったら受かっちゃった!! でもそこがまさか望月さんが働いている仕事場だったなんて…、僕もう運命感じちゃう!! じゃあ僕ここだからまたね!! あまり秋那お兄ちゃん困らせちゃダメだよ!! じゃあね!!」
――こうして凛吾はそそくさと自宅へ走って行った…。一人残った満瑠は…。
満瑠:「おのれ望月!! ボクシングだけじゃなく、就職先でも凛吾をたぶらかしやがって!! 絶対に許せん!! 次会ったら問いただしてやるから覚悟しておけ!!」
朔:「ぶえっくしょい!! 風邪でもひいたかな? 試合も近いに油断は禁物!!」
――思わぬとばっちりを喰らった朔であった…。
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2024-07-04 21:37
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