終末トレイン　中富葉香、雪村あおい　今週は３勝２敗

ソフトバンク相手に５対３で勝利しました。
１回２回にホームラン合戦となって３対３で迎えた８回。ヘルナンデス投手が連続死球で乱れたことをきっかけに２死満塁となって外崎選手のタイムリー２塁打で２点を挙げて５対３。そのリードをアブレイユ投手が守り切りました。
今週はオリックスに２勝１敗で勝ち越し、ソフトバンク戦も１勝１敗でイーヴンとなったので、今週の戦績は３勝２敗。久しぶりに週間で５割以上の勝率となったのでした。

走塁が下手だという点を何度も言及してきましたが、今日も良くない場面がありました。
７回に２死２塁で奥村選手がセンター前にヒットを打ちましたが、走者の外崎選手が本塁タッチアウトになりました。
昨日本塁死した高木選手もそうだったのですが、西武の走者は３塁で一旦大きく減速し、その後再加速を掛ける場合が見受けられます。三塁コーチャーの判断を経てから止まるか進むかはっきりさせようという傾向が見えます。他チームの場合、２死２塁からヒットなら、本塁まで行くのが当たり前。３塁は通過点に過ぎません。だから減速しない様に過ぎていくわけです。ところが西武の走者の場合には、３塁は大事なチェックポイントになっています。すぐに止まれる様に減速し、ゴーサインが出たら再び加速を開始する訳です。これだと、最初から本塁を目指す走塁に対してずっと遅くなるのは当たり前の話です。昨日の高木選手はサードコーチャーをガン見して、減速状態から無茶なツッコミを敢行しました。今日の外崎選手は三塁をだいぶ過ぎてから首を捻る様にしてサードコーチャーを見ていました。後ろを見れば全力疾走とはなりません。
西武のサードコーチャーは、人が変わっても何年にもわたってよく待ての指示を出してきました。これは行けるだろうというタイミングでもです。だから西武のランナーが疑心暗鬼に陥って三塁で一度減速する軌道を取ってもおかしくはありません。けれど、その結果として乏しい得点能力が更に下がり、本塁死するケースが増えるのでは意味がありません。３塁をコーチへのお伺いの場にするのではなく、２死２塁から打球が飛んだらホームまで返ってくることがデフォルト。減速しない本塁まで突っ込めるようにして欲しいです
だから、個人的に走塁が苦手な選手が多いというよりは、３塁で減速するシステムが出来てしまっている。そこにチームとして大きな要因があるのではないかと私は睨んでいます

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