お題「誤飲」

いつの間にかかけていた携帯の目覚ましで目を覚ます
頭が痛い…私いつの間に眠ったんだっけ…昨日は確かカラフルなジュースがあってそれを飲んだら頭がふわふわして…ダメだ何も思い出せない…

り「…まぁ、何も無かっただろうし大丈夫だよね」

そう自分に言い聞かせスマホのアラームを止めると画面にはメッセージが来ていた
珍しくぼっちからだ

り「珍しい…ぼっちがおやすみなんて送ってくれるな…んて…え？」

スマホのロックを解除しぼっちのメッセージを開くとそこには送った覚えがないメッセージがあった
しかも割と恥ずかしいことばかり

なっ…し、しかも私ぼっちに告白して無理やりokして貰ってる！？何これ！？とりあえずぼっちにメッセージを送って昨日のことは忘れてもらわないと…

メッセージを送って暫くすると返信が帰ってきた
…酔いが覚めた？

もしかしてと思いゴミ箱を漁って缶を取り出しよく見てみるとお酒と小さく書いてあった
…こういうのはもう少し分かりやすく書いて欲しいものだ…誰かが間違えて飲んでしまうじゃないか

とりあえずメッセージで私のことを可愛いとか変なことを書くぼっちを後で懲らしめないといけないな…

り「…珍しくぼっちから通話だ」

ぼっちにどんな仕返しをしようか考えていると通話の画面に変わった。相手はまた珍しくぼっちだ…普段通話を嫌がるのにこういう時はかけてくるのか
…どんな事を話すのか気になるし出てみるか

り「もしもし、なに？」

ぼ(えっと…わ、私も好きですから大丈夫です！！！)

り「っ！？」

耳が痛くなるほどの大声でそれだけ伝えると通話が切れてしまった
…まったく…電話の時にそんな大声を出したら相手の耳がおかしくなるでしょ…今度通話の練習でもしてあげようかな

暫く時がゆっくり進む感じがした…それからようやく私はぼっちが何を言ったのかを飲み込めた

り「……へ？」

さっきぼっちはなんて言った？私も大好き？…それって…

り「っ〜！？！？////」

急いでさっきの意味を聞くためにぼっちに連絡するも既読すらつかなくなってしまった…恐らくぼっちは恥ずかしさで爆発しているのだろう

り「…わ、私の方が爆発したい…///」

まさかこんな形でぼっちに自分の気持ちを伝えてしかもぼっちからも告白されるとは…今日みんなで集まるのにどんな顔をして行けばいいの

り「っ〜！！///」

なんとも言えない気持ちのせいで私は枕に顔をうずめ足をバタつかせることしか出来なかった…ばかぼっちめ…

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久しぶりのワンドロです！！お酒を間違って飲んでしまうシチュエーション最高ですよね