改造少女
「あなたが入部希望者?」
機械の腕にボールを手に持ったツインテールの少女は、サッカー場にやってきた一人の少女に確認した。
昨日副部長から入部希望者がいるという報告を受けていたのだ。ツインテールの少女は部長なのだ。
「は、はい」
入部希望者と思われる少女は返事をした。部長は嬉しそうに微笑んだ。いかんせん、特殊な部ゆえに入部希望者は大変貴重なのだ。そもそも、サイボーグ同士が競うサッカーそのものが超ウルトラマイナーなのだ。日本全国で3チームしかないのだ。部長が所属するチームは・・・いや、まだチームの体をなしていない状態だ。4チーム目になれるかどうかは、どのくらい入部希望者がいるかだけではない。サイボーグになった人数も重要なのだ。以前と異なり生体修復技術が進歩したため、体内に機械を埋め込んだりすることが減っている。特に時間をかければ失った手足も復元できる技術が確立されてからはサイボーグ化する割合は減っている。一時的にサイボーグ化する少女を狙って入部してもらうしかない状態だ。
「ありがとう!歓迎するわ、そうこそサイボーグサッカー部へ!一緒に全国大会で優勝しましょう!」
終
機械の腕にボールを手に持ったツインテールの少女は、サッカー場にやってきた一人の少女に確認した。
昨日副部長から入部希望者がいるという報告を受けていたのだ。ツインテールの少女は部長なのだ。
「は、はい」
入部希望者と思われる少女は返事をした。部長は嬉しそうに微笑んだ。いかんせん、特殊な部ゆえに入部希望者は大変貴重なのだ。そもそも、サイボーグ同士が競うサッカーそのものが超ウルトラマイナーなのだ。日本全国で3チームしかないのだ。部長が所属するチームは・・・いや、まだチームの体をなしていない状態だ。4チーム目になれるかどうかは、どのくらい入部希望者がいるかだけではない。サイボーグになった人数も重要なのだ。以前と異なり生体修復技術が進歩したため、体内に機械を埋め込んだりすることが減っている。特に時間をかければ失った手足も復元できる技術が確立されてからはサイボーグ化する割合は減っている。一時的にサイボーグ化する少女を狙って入部してもらうしかない状態だ。
「ありがとう!歓迎するわ、そうこそサイボーグサッカー部へ!一緒に全国大会で優勝しましょう!」
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2024-08-05 00:00
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