ドラえもん落書き7
『ドラえもん のび太と僕らの未来_3』
ドラえもん「ブリュリュリュリュュュ!!ミチィ!!」
セワシ「ブリリリィ!!ブボッ!」
ドラ&セワシ「ブッ!チッ!パッ!!」
のび太「・・・」
未来のび太「これこれ、君達。他人様の部屋に勝手に入るんじゃないよ」
ドラえもん「恥を知れ、俗物」
セワシ「気持ち悪い」
未来のび太「やれやれだぜ」
のび太「・・・嘘だ」
ドラえもん「のび太君、気持ちはわかるけど、この汚物は未来の君なんだよ」
セワシ「おじいちゃん、これが現実だからさ」
のび太「違うよ!絶対に違う!!こんなのが僕じゃない!!」
未来のび太「こんなのって・・・全く昔の僕は失礼な奴だ」
のび太「うるさい!!お前に発言権なんて無い!!」
未来のび太「まぁ落ち着けよ」
のび太「落ち着いていられるか!!」
セワシ「いや、すげぇ臭いし、部屋中に汚物が飛び散らかってるんだが・・・」
未来のび太「これは、君らにかけた"罠"だよ」
のび太「ワナ?」
未来のび太「これだよ。『悪魔の映写機』!!!!」
ドラえもん「えっ・・・僕、そんな道具持った覚えがないんだけど」
未来のび太「そりゃドラえもんの道具じゃないもん、これ」
セワシ「どういうこと?」
未来のび太「話が長くなるから
"黒いポケット"の話はまた後でするよ。
この『悪魔の映写機』は、ランダムに選んだ最悪の映像を体験させるんだ。
それで君達は、まんまと罠に引っかかって
最悪の体験をさせられたんだよ」
セワシ「なーんだ。映像だったのか・・・」
未来のび太「全く失礼な連中だよ、君達は。ノックくらいしろっつーの!
ノックをすれば、罠を解除してやったのに、ったく。」
のび太「未来の僕って、変な声出してウンチ出しながらおち〇ち〇をいじることが趣味なの?おかしいよ!!」
未来のび太「だからそれは映像だってば!道具が勝手に作り出したんだって!」
セワシ「あっ!部屋中の汚れが消えた」
未来のび太「で?君達は、何の用で僕のとこへ来たんだ?」
ドラえもん「その・・・僕達は、出木杉君を説得しに来たんだ」
セワシ「おじいちゃん!出木杉君を説得しないと彼の子孫は、とんでもない悪人になってしまうんだ!!」
未来のび太「そうだ。さっき言った"黒いポケット"の話をするよ。これだよ、これ」
ドラえもん「のび太君!!!!」
のび太「・・・く、黒いポケット?」
未来のび太「そうさ!これは、この間、久しぶりに実家に帰った時に押入れで見つかったのさ。
白じゃないから多分、ドラえもんのではないと思うんだけど」
セワシ「黒いポケットなんて初めて見るよ。多分、未来でも無い」
未来のび太「多分、ドラえもん以外のロボットが置いていったかもしれない」
のび太「一体、なんの目的で置いていったんだろう」
未来のび太「分からないけど、まぁ僕が子供の頃も急にドラえもんとセワシがやってきたもんだ。
あの不思議な出来事に比べたら誰かさんの黒いポケットくらいで驚かないよ」
セワシ「一体、誰が?」
未来のび太「だから丁度、タイミングの良い時に君達が来てくれて助かったよ」
ドラえもん「のび太君・・・」
セワシ「おじいちゃん。"黒いポケット"の事も知りたいけど、それよりもこの時代の出木杉君はどうしてるんだい?会えるかな?」
未来のび太「・・・知らねぇよ」
のび太「なんとか言えよ!未来の僕!!」
未来のび太「・・・君が僕なら分かるだろうに。ドラえもんがいない僕なんて所詮、無能なんだって」
のび太「無能って・・・なにがあったのさ!?」
未来のび太「出木杉は高校の時に変わっちまったよ。もう昔の"イイヤツ"ではない」
ドラえもん「詳しく聞きたいんだけど」
のび太「詳しく教えてよ。
僕は、アイツの友達だからさ。
僕は、友達の苦しみを知れば同じように悲しんだりすることができる。
君が僕ならそれくらい分かるだろう?」
未来のび太「ホント純粋な奴だよな、昔の俺って。ちょっと一本吸わしてくれ」
ドラえもん「のび太君、タバコは体に良くないよ」
未来のび太「スパァ~( ゚Д゚)y─┛~~
そうだな・・・。アイツ、英才はなぁ。
高校入学前に親父さんを人身事故で亡くしてるんだよ」
のび太「じ、人身事故って・・・どうゆこと・・・?」
未来のび太「アイツの親父だぜ?
そりゃアイツに似て、
いや、アイツ以上に"イイ人"さ。」
セワシ「ごめん。想像を絶してて現実を受け止めきれない」
ドラえもん「悲しいというより、苦しいよ」
未来のび太「英才の親父さんは、特急電車に轢かれて自殺しようとした女を説得するためにホームに降りたんだ。
でも、女を助けることができず、
英才の親父諸共、バラバラになっちまった」
ドラ&セワシ&のび太「・・・」
未来のび太「話が重すぎて悪かったが、
あくまで君達が聞きたい事を正直に答えたまでさ」
ドラえもん「あんまりだよ、そんなの」
のび太「・・・続けてよ」
未来のび太「それからの英才は、
"イイヤツ"を辞めて、
"強者"であることに固執した。
アイツ、高校ん時、
教室でイジメられて泣いてる女の子に
何をしたと思う?」
のび太「何をって・・・アイツのことだから慰めたんじゃないのかい?」
未来のび太「その真逆だよ。
泣いてる女の子の髪の毛を掴んで『お前みたいな虫けらの存在そのものが税金の無駄使いなんだ!
泣き止まないなら今ここで殺してやるよ!!』だぜ?」
セワシ「うわぁ・・・」
ドラえもん「ひでぇな・・・」
未来のび太「それでその現場を見た僕は、
衝動的に英才を殴っちゃったんだ。
そしたら『見損なったよ、野比。お前も所詮、虫けらと同レベルか』、『僕は、上を見ることにしか興味がない。ザコを抹殺する社会にするためにもね』と言われて、それ以来仲があまり良くないんだ」
のび太「そりゃ僕なんだから殴るよ」
ドラえもん「出来杉君は、お父さんを亡くしたショックがデカかったんだと思う」
未来のび太「アイツは、よく『他人のために生きる奴は馬鹿』、
『強者だけの社会になることが国家を繁栄させる』と熱弁してたな」
セワシ「でも、そんな出来杉君は、大学生になってメンヘラの女の子に恋をした・・・かぁ」
未来のび太「アイツは、どんなに変わろうと根は優しい奴だ。
だから父を亡くしたという共通点を持つメンヘラちゃんを愛し、幸せにすることが、
親父さんが成し遂げられなかった事に繋がると思ったんだろう。
・・・結果は、散々。アイツとどう接すれないいのかも分からない」
のび太「僕、現代に帰って出木杉ともっと仲良くしたくなってきた」
ドラえもん「僕もそう思う」
セワシ「ところで、その"黒いポケット"を見せてくれないか?」
未来のび太「ああ、いいよ。ほれ」
セワシ「へぇ~。これがねぇ・・・うっ!」
ドラえもん「ん?どうしたの?なにか喉にでも詰まった?」
セワシ「・・・そうか。これが人間というモノ。が、これでは不完全。
故に完全な存在である我々がその補完を担う」
のび太「せ、セワシ!?」
セワシ「データを収集する!!!!」
ドラえもん「ブリュリュリュリュュュ!!ミチィ!!」
セワシ「ブリリリィ!!ブボッ!」
ドラ&セワシ「ブッ!チッ!パッ!!」
のび太「・・・」
未来のび太「これこれ、君達。他人様の部屋に勝手に入るんじゃないよ」
ドラえもん「恥を知れ、俗物」
セワシ「気持ち悪い」
未来のび太「やれやれだぜ」
のび太「・・・嘘だ」
ドラえもん「のび太君、気持ちはわかるけど、この汚物は未来の君なんだよ」
セワシ「おじいちゃん、これが現実だからさ」
のび太「違うよ!絶対に違う!!こんなのが僕じゃない!!」
未来のび太「こんなのって・・・全く昔の僕は失礼な奴だ」
のび太「うるさい!!お前に発言権なんて無い!!」
未来のび太「まぁ落ち着けよ」
のび太「落ち着いていられるか!!」
セワシ「いや、すげぇ臭いし、部屋中に汚物が飛び散らかってるんだが・・・」
未来のび太「これは、君らにかけた"罠"だよ」
のび太「ワナ?」
未来のび太「これだよ。『悪魔の映写機』!!!!」
ドラえもん「えっ・・・僕、そんな道具持った覚えがないんだけど」
未来のび太「そりゃドラえもんの道具じゃないもん、これ」
セワシ「どういうこと?」
未来のび太「話が長くなるから
"黒いポケット"の話はまた後でするよ。
この『悪魔の映写機』は、ランダムに選んだ最悪の映像を体験させるんだ。
それで君達は、まんまと罠に引っかかって
最悪の体験をさせられたんだよ」
セワシ「なーんだ。映像だったのか・・・」
未来のび太「全く失礼な連中だよ、君達は。ノックくらいしろっつーの!
ノックをすれば、罠を解除してやったのに、ったく。」
のび太「未来の僕って、変な声出してウンチ出しながらおち〇ち〇をいじることが趣味なの?おかしいよ!!」
未来のび太「だからそれは映像だってば!道具が勝手に作り出したんだって!」
セワシ「あっ!部屋中の汚れが消えた」
未来のび太「で?君達は、何の用で僕のとこへ来たんだ?」
ドラえもん「その・・・僕達は、出木杉君を説得しに来たんだ」
セワシ「おじいちゃん!出木杉君を説得しないと彼の子孫は、とんでもない悪人になってしまうんだ!!」
未来のび太「そうだ。さっき言った"黒いポケット"の話をするよ。これだよ、これ」
ドラえもん「のび太君!!!!」
のび太「・・・く、黒いポケット?」
未来のび太「そうさ!これは、この間、久しぶりに実家に帰った時に押入れで見つかったのさ。
白じゃないから多分、ドラえもんのではないと思うんだけど」
セワシ「黒いポケットなんて初めて見るよ。多分、未来でも無い」
未来のび太「多分、ドラえもん以外のロボットが置いていったかもしれない」
のび太「一体、なんの目的で置いていったんだろう」
未来のび太「分からないけど、まぁ僕が子供の頃も急にドラえもんとセワシがやってきたもんだ。
あの不思議な出来事に比べたら誰かさんの黒いポケットくらいで驚かないよ」
セワシ「一体、誰が?」
未来のび太「だから丁度、タイミングの良い時に君達が来てくれて助かったよ」
ドラえもん「のび太君・・・」
セワシ「おじいちゃん。"黒いポケット"の事も知りたいけど、それよりもこの時代の出木杉君はどうしてるんだい?会えるかな?」
未来のび太「・・・知らねぇよ」
のび太「なんとか言えよ!未来の僕!!」
未来のび太「・・・君が僕なら分かるだろうに。ドラえもんがいない僕なんて所詮、無能なんだって」
のび太「無能って・・・なにがあったのさ!?」
未来のび太「出木杉は高校の時に変わっちまったよ。もう昔の"イイヤツ"ではない」
ドラえもん「詳しく聞きたいんだけど」
のび太「詳しく教えてよ。
僕は、アイツの友達だからさ。
僕は、友達の苦しみを知れば同じように悲しんだりすることができる。
君が僕ならそれくらい分かるだろう?」
未来のび太「ホント純粋な奴だよな、昔の俺って。ちょっと一本吸わしてくれ」
ドラえもん「のび太君、タバコは体に良くないよ」
未来のび太「スパァ~( ゚Д゚)y─┛~~
そうだな・・・。アイツ、英才はなぁ。
高校入学前に親父さんを人身事故で亡くしてるんだよ」
のび太「じ、人身事故って・・・どうゆこと・・・?」
未来のび太「アイツの親父だぜ?
そりゃアイツに似て、
いや、アイツ以上に"イイ人"さ。」
セワシ「ごめん。想像を絶してて現実を受け止めきれない」
ドラえもん「悲しいというより、苦しいよ」
未来のび太「英才の親父さんは、特急電車に轢かれて自殺しようとした女を説得するためにホームに降りたんだ。
でも、女を助けることができず、
英才の親父諸共、バラバラになっちまった」
ドラ&セワシ&のび太「・・・」
未来のび太「話が重すぎて悪かったが、
あくまで君達が聞きたい事を正直に答えたまでさ」
ドラえもん「あんまりだよ、そんなの」
のび太「・・・続けてよ」
未来のび太「それからの英才は、
"イイヤツ"を辞めて、
"強者"であることに固執した。
アイツ、高校ん時、
教室でイジメられて泣いてる女の子に
何をしたと思う?」
のび太「何をって・・・アイツのことだから慰めたんじゃないのかい?」
未来のび太「その真逆だよ。
泣いてる女の子の髪の毛を掴んで『お前みたいな虫けらの存在そのものが税金の無駄使いなんだ!
泣き止まないなら今ここで殺してやるよ!!』だぜ?」
セワシ「うわぁ・・・」
ドラえもん「ひでぇな・・・」
未来のび太「それでその現場を見た僕は、
衝動的に英才を殴っちゃったんだ。
そしたら『見損なったよ、野比。お前も所詮、虫けらと同レベルか』、『僕は、上を見ることにしか興味がない。ザコを抹殺する社会にするためにもね』と言われて、それ以来仲があまり良くないんだ」
のび太「そりゃ僕なんだから殴るよ」
ドラえもん「出来杉君は、お父さんを亡くしたショックがデカかったんだと思う」
未来のび太「アイツは、よく『他人のために生きる奴は馬鹿』、
『強者だけの社会になることが国家を繁栄させる』と熱弁してたな」
セワシ「でも、そんな出来杉君は、大学生になってメンヘラの女の子に恋をした・・・かぁ」
未来のび太「アイツは、どんなに変わろうと根は優しい奴だ。
だから父を亡くしたという共通点を持つメンヘラちゃんを愛し、幸せにすることが、
親父さんが成し遂げられなかった事に繋がると思ったんだろう。
・・・結果は、散々。アイツとどう接すれないいのかも分からない」
のび太「僕、現代に帰って出木杉ともっと仲良くしたくなってきた」
ドラえもん「僕もそう思う」
セワシ「ところで、その"黒いポケット"を見せてくれないか?」
未来のび太「ああ、いいよ。ほれ」
セワシ「へぇ~。これがねぇ・・・うっ!」
ドラえもん「ん?どうしたの?なにか喉にでも詰まった?」
セワシ「・・・そうか。これが人間というモノ。が、これでは不完全。
故に完全な存在である我々がその補完を担う」
のび太「せ、セワシ!?」
セワシ「データを収集する!!!!」
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2024-08-16 22:28
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