NEXT 第２戦目６

【概要】
ヒョーリ：「・・・い、一体何するのよ!!」
レアン：「お前がこれから言おうとしていることを言う前に口を閉ざしたまでだ。」
ヒョーリ：「はあ！？」
レアン：「それを口にすれば、俺は俺を抑えられなくなる。」
ヒョーリ：「何を言ってるの？」
レアン：「お前は、恐怖を味わうことになる。二度と俺に近づけないくらい。」
　レアンは、ヒョーリが口にしようとした内容をすぐさま察し、奥の底に封印していた記憶がよみがえる。それが引き金となり、感情が段々と湧き上がる。

　レアンの様子が変わったことに、モニター越しで試合の様子を観戦するSLTのトップたち。
統一：「あいつの感情を引き出したか。だが、この女は相手を罵って、能力を使って、凍らせることしかしていないな」
メルシィ：「ええ？普通に強い能力じゃない？だって、場を制圧できるんでしょ？」
ゼン：「たしかに、それだけでも有効な使い方です。普通の相手では、それだけでも十分かもしれませんが、ここには、いろいろな能力を持った者がいます。熱を操作する能力や無効にする能力にするような人が相手になった時、相性が悪いです。そのため、それだけでは不十分です。」
統一：「能力値がすべてだと思っているようだが、レアンが無能力だという情報はいつの情報なんだ？」