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ユーリ・アンドロポフ/ピョートル・ヴェリーキイ

キーロフ級重原子力ミサイル巡洋艦4番艦。

「俺ら兄弟のうちカリーニンまではかつてのロシア帝国海軍の軍服を上着にしてその下にスーツなりを着るのが定例だったが、ピョートル・ヴェリーキイはご丁寧にマントまでつけて本当にИмператорみたいなんだよ。でも皇帝の名前までもらっといて末っ子のくせに結構謙虚なんだ。ほんと出来のいい自慢の妹さ。」
ー1番艦キーロフはこの話を意気揚々と長門に言ったそうだ

4番艦ピョートル・ヴェリーキイは建造中にソ連崩壊を迎え、名前が以前のユーリ・アンドロポフから現在の名前に変わった。財政難もあって、同時期に建造中だったほかの空母やスラヴァ級4番艦のように完成が危ぶまれた。しかし、当時のエリツィン大統領の指示で特別予算が組まれて、完成まで漕ぎ着け1998年に就役した。現在は北方艦隊旗艦として北方艦隊を率いている。キーロフ級の中では現在まで他3人と比べてかなり動き回っており、演習や祝賀行事への出席、ソマリアの海賊への取り締まりなどをしており、キーロフ級の中で唯一勲章を授与されている。カリーニンの改装終了後に入れ替わる形で退役させると報じられたが、他情報筋では否定されていたりと詳細は不明だ。

他の兄弟と比べると、乗員や基準排水量が多くなり、カリーニンと比べて防空ミサイルの変更がされている。

キーロフ級の末っ子。意地っ張りや我儘なところはなく、「活動的で筋肉労働者的な職人皇帝」と評されたピョートル大帝のように活発に動き、造船所に入っては建造妖精さんの手伝いもそつなくこなす。手先の器用さも大帝譲りで、ものづくりをこよなく愛している。

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2024-10-22 23:48

 アルベルト


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