4-1 中国に向かう精神状態

まだ羽田空港にすら着いていませんスイマセン。短いけど区切りがよかったのでアップしてしまいます。ミノリちゃんにも言われたし・・・。

「お金による悩みが極大になると、頭の中がお金の計算だけになる」ってのは結構あるあるみたいです。仕事への責任感や短期離職になってしまうことの恐怖から抜けられなかったのでありますが。仕事で嘘をつくことを強要され、労働条件で嘘をつかれ、経済的には困窮を極めるとこうなります。ブラック企業は許すまじ。この時期をリアルに漫画にするべきなのかなと思った。でもさすがの私でも描写しづらい場面が多々出てくるからなー・・・。この企業は今でもあるけど、順調に業績を低下させているようです。あんなに多くの人々のウラミをかっているようではねぇ。
この時期に得た経験と、これから描写する中国生活、そして帰国後の生活を経て私の精神面は新しいものになっていくのです。そして未だにこの時期のトラウマからは逃れられていない。「嘘」や「ごまかし」を極度に嫌って触れられないし、本音や都合の悪いところを隠すような「営業トーク」「忖度」「接待」なんかもできなくなった。バカ正直ではこの渡世キツイのはわかっているのですが、それもこの時期に嘘によって人を傷つけたりもした代償かなとも思っています。

あと、この漫画は完全に「描いて出し」なので、なんというか「連載作家」の気分でおります。過去に発表したものを少し変えるべきだったなあ～とか思いつつも単行本が出るときじゃないと手直しできない、みたいな。連載作家さんもたぶん２～３話構成を完璧に完成させてから作画に入ってるもんだと感じた。たぶんね。それでも手直しは必要になってくるんだろうけど。