【智姉さんのクルマ解説】トヨタ クレスタ JZX100

（スぺックは96年式2.5 ルラーンGを参考）
【製造期間】1996年～2001年
【生産国】日本国・福岡県宮若市
【先代車】JZX90型クレスタ
【後継車】JZX110型ヴェロッサ
【名前の由来】スペイン語で「西洋の紋章の頂に輝く飾り」の意味
【当時の新車価格】327万円（96年式の2.5ルラーンG）
【別名】なし
【全長】4.750mm
【全幅】1,755mm
【全高】1,420mm
【ホイールベース】2.730mm
【定員】5名
【ボディタイプ】4ドアセダン
【車重】1480kg
【駆動方式】FR
【クラス】ミッドサイズ・Dセグメント
【エンジン】トヨタ・1JZ-GTE (2.5リッター直列6気筒DOHCシングルターボ)
【最高出力】280馬力
【最大トルク】38.5kg・m
【パワーウエイトレシオ】5.28kg/馬力
【トルクウエイトレシオ】38.4kg/kg・m
【サスペンション】F/ダブルウィッシュボーン、R/ダブルウィッシュボーン
【変速機】4速
【0-100km/h加速】5.5秒
【0-400m】14.4秒
【最小半径】5.1m
【最高速度】233km/h
【作中の搭乗者】板垣ハツ（無所属・27歳）

【智姉さんの解説】
　通称「100クレスタ」。
　マークIIとチェイサーの兄弟車として登場したのが、このクレスタだ。それらより高級なキャラクターとして設定された。ビスタ店（現・ネッツ店）で取り扱っていた。
　1996年に登場した5代目となるJZX100型は当時のRVブームに対抗すべく、兄弟車と共に「セダンイノベーション」のスローガンを掲げ、3兄弟の個性を明確に表現したデザインとなった。
　先代では、3兄弟ともにツアラーという名称だったものの、この型のクレスタのみ、「ルラーン(フランス語で（乗り物）)」に変更された。ラグジュアリーグレードにおいても変更があり、上級グレードは「エクシード」となり、それまでの上級グレードだったスーパールーセントは廉価グレードの位置づけになった。
　マニュアルは前期型2.0スーパールーセントのみ設定され、後期型は全車ATのみ設定となっている。そのため、一番のスポーティグレードのルラーンGには走り屋やドリフト向けにはMTに交換された個体が目立ち、板垣さんの仕様もそんな改造がされている。
　ワイド感を強調したマークIIと、スポーティーなイメージのチェイサーに対し、クレスタはプレスドアになグリルと尻下がりのライン等、セダンとしての落ち着きを表現するスタイリングとしており、とても優雅だ
　先代以上に50歳代以上のオーナーを獲得している。
　2001年にはビスタ店が統合されてネッツ店誕生に伴い、クレスタは5代21年の歴史に幕を閉じた。後継車はヴェロッサだ。