毒親育ちを癒す相手

スピリチュアル的に言えばインナーチャイルド。だがこれはわりと現実的な話だと思う。
親に思いっきり甘えたり、あるいは叱られたりもしなかった子はやはりどこか歪んだ姿で成長してしまう。子供のころゲームを堪能できなかったのなら、生活に支障が出るほど大人になってからゲームにのめり込んでしまったり、あるいはホメられたり自分を着飾る方法を知らないままでガワだけフケてしまったりもするだろう。現代社会にオトナらしいオトナがいなくなってしまった遠因も、もしかしたらここにあるのかもね。「親世代の育成能力の欠如」。これよ。
でも、ゲームなりなんなりは自分一人で解決もできるからまだいいのだ。深刻なのは誰かほかの他人を必要とする欲求のことで。甘えたり、共同生活してみたりとか、そういうことの問題。異性への思いにおいてもそうで、いわゆる「弱者男性」の問題にも直結してくることだが、若いころ恋愛的に満たされなかったりトラウマを負ってしまったりしたのなら、どうにもならない年齢になってもそれを引きずりつづけるだろう。もし、それを理解し子供のころの満たされなかった思いを補完し合えるパートナーと出会うことができるのなら、それはその人にとってとてつもない財産になるだろうな～と考えるところなのでございました。

このテーマで長編を描くとマジのラブコメになっちゃうので、これでとどめておいた。ミノリクンも飯川がさとちゃんとサシで飲みに行くことを許可しているあたり成長と余裕が見て取れる。許可してんだよな？　これ笑