甘い罠

vtuberって、基本的にそういうものだけど、普通に考えて下心なわけで。

たとえば現実的じゃない仮定の話をするけど、
演者が自分にしか通じない隠語を駆使して何度も「好き」を自分に向けてアピールしてくることがあったとしても、
真っ先に思い浮かべなくてはならないのは、何を目的としてそれを行っているのかという疑念であって、
この子はきっと自分のことが好きなんだ、なんて間違っても思っちゃいけない。

もうひとつついでに言うと、
与えられた情報の断片が、自分の意識および認識をある方向へと誘導しているように感じられたときは、
自分にとって最高に都合のいい解釈と、最悪で腹立たしい解釈の２つを並べて疑ってみるといいだろう。
そうすることで何か別の目的が見えてくることがあるから。

常にそんな感じのことを心がけていれば、
悪意をもった他人に人生を踏みにじられなくてすむ確率を、ほんの少しだけ上げることができるんじゃないかな。
と。