浜辺美波さん18

浜辺美波“嫌だった”鏡に映る自分の姿 サボらない努力で少しずつ自信へ③

 『約ネバ』の実写化については「キュートさもライトさも残酷さも描かれているし『自分たちだったらどうするだろう』と共感してもらえるようになっていると思います。子どもたちも一人ひとりが、しっかりと生きている。どのキャラクターを見ても“人生”を感じられると思いますし、劇中には原作にはない新しく追加されたシーンもありますので原作が好きな人にも新しい発見をしていただけるとうれしいです」と原作も大事にし、大役を担ったからこそ出てきた思いを語ってくれた。

忙しさも“嫌じゃない”仕事に対する貪欲さ

 2011年、第7回『東宝「シンデレラ」オーディション』でニュージェネレーション賞を受賞して芸能界入りした浜辺。来年でデビューから10年を迎えるが、いまを“充実した日々”と満足げだ。

 仕事を楽しめるように感じられるようになったのは、上京して自分の生活が送れるようになってからだという。「(故郷の石川県と)行き来する移動時間があまり得意ではなくて(笑)。お風呂のタイミングとかも『ここまで台本読んでから入りたい!』とかがあるので、自分が好きなものを作って食べて、お仕事に集中しやすい環境をつくれるようになってからが楽しいです」と自分のペースをつかんでから、よりおもしろさを感じている。

 思い入れのある作品として「もちろんどれも楽しさがあるのですが、中でも特に思い入れがあるのは『賭ケグルイ』です。みんな自由なので、お仕事の範囲を超えた楽しさがあります」と同世代のキャストも多く出演し、続編も決定している人気シリーズをあげる。

 一方で、仕事が軌道に乗る前は、つらかった時期もあったと振り返る。「お仕事をたくさんいただけるようになる前、同期のみんなとやっていたワークショップの期間が今振り返るとつらかったように思えます。『シンデレラ』の同期の中でも最年少で、上の子は7歳くらい年の差がありました。ひとつのことをやるとなっても、みんなのようになかなか上手くできませんでした。ワークショップの服を選んで着ていくにしても、身長もなくスタイルも良くない体型なので、鏡でみんなと並んだ自分の姿を見るのが嫌でした」と周囲と比較して、コンプレックスを気にしていたこともあった。
 それでも「家で練習して、ほめられるとうれしかったです。サボらずに続けたことで、最初よりはできるようになっていきました」と、つらい時間もくじけずに真面目に一生懸命取り組んでいった結果として、ほめられて自分の自信につなげていった。

出展: ORICON NEWS 2020-12-12

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 tatsuki


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