Generate Works～128～

『瞳の真実』
　…仕事上がりに、彼女から急に呼び出された。
　疲れていてもほいほいと出掛けてしまうのは仕方のないことだ。
「どうしたんだ？急に」　
「なんでもなーい」
　彼女は帆杖をついて、いたずらっぽい表情でじっと俺を見つめている。
　その碧い瞳の奥に信頼を感じる。大丈夫、決して思い過ごしなんかじゃない。
「まあ、いいけどな」
　俺はそう答えて、コーヒーを注文した。
　
Niji・journey (にじジャーニー)Ver.6 (Personalized)
加筆・修正：Krita 5.2.3