恐怖と絶望の象徴

・シーモンク

メンダコに似た姿のファントム。錫杖型の武器・ファナティックによる棒術や触手攻撃、また、攻撃面のみならず防御面に関しては常に流水で出来た極薄のバリアに覆われており打撃や銃撃などを受け流す。

タコの姿に違わず水中戦も得意としている。

元々は信心深いクリスチャンであった美川教子（みかわ・キョウコ）という女性だがファントムと化した後は新興のカルト教団『美供尼教（びくにきょう）』を築き上げ、それを統括する女教祖・妙蛇羅狂恋（みょうだら・キョウレン）へと改名した。

報われない・救われない・恵まれない、そういった不幸で悲しい境遇に置かれた生きる希望の無い女性の自殺願望者のみが入信可能。『信じる者は救われる』を地で行き狂恋自らが心身共に傷ついた彼女達を癒し信者達を救済することで有名だがそれは同時に狂恋＝ファントム・シーモンクの仕掛けた罠。

そもそも『美供尼教』という名前自体が

「『美』しい『供』物の『尼（おんな）』」

…と、いうおぞましい意味と初めから騙す気満々の悪意が込められており、信者となった女性達は全員が無作為に勧誘された訳でなく事前に調べ尽くし厳選された供物＝ゲートであった。

巧みな甘言で救済や希望などと嘘八百・口八丁を並べておきながら実際にやることはその逆、集めたゲートを使い江戸時代や中世で実際に行われた拷問、彼女達の目の前で拉致してきた家族・友人・恋人などを惨殺しての精神破壊、更には過激な人間としての尊厳を徹底的に蹂躙するかのようなSMプレイじみた事までするなど吐き気を催すような残忍なショーを紳士・淑女という名のファントム達が集うステージで行ってきた。

このファントムの正体は救済の教祖とは名ばかりのドス黒い欲望が渦巻く鬼女だったのだ

シーモンク（『海の修道士』）とは中世ヨーロッパの民話に伝わる手足のある魚に似た海洋生物。様々な国で目撃・捕獲されたという記録があり、捕獲されたシーモンクが手のような胸鰭で合図をして逃がして欲しいと訴えた。懇願を承諾して海へ逃がしてやるとさながら修道士の如く十字を切り海原へと消えたという。

皆様新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします…と、１月もはや１０日経ってるのに何を眠たいこと抜かしてるんだと思わせてしまったらまことに申し訳ございません。去年の年末から引きずる形で既に忙しかったりネタがあり過ぎて何から手をつければいいんだとか考えたらこんな愚かしい事態になりました。

シービショップやビショップフィッシュともいうので名前をそちらにしようと思いましたがどこぞのファンガイアやジャマトに似通って紛らわしいのでこちらにしました。（あと名前が長い）

正体について諸説（アザラシやセイウチなどの海洋生物）あるのをいいことに強引にメンダコをモチーフにしたり最初は男にするつもりが書いてる途中から女のファントムと過去にも同じことをやらかしている気まぐれで変更したりもう色々グダグダです。

設定に関しては久しぶりの二次創作ファントムを描いた故に倫理観という名のブレーキを軽く壊しておきました。（馬鹿者）