棒人間その29
真相を探る為軍の本拠地を目指すゾーイ達。途中同じ能無しのユリトと出会う。行動を共にする一行の前に軍のサイボーグ部隊が立ち塞がる。敵であれば容赦なく殺すユリトに対し争いを好まないゾーイは度々衝突する。途中能無しの少年ソルを助ける。次々に迫る部隊を前に奮戦するが追い詰められてしまう。絶体絶命のピンチの元に現れたのが機械との融合を拒み生身を是とする真理教と呼ばれる集団だった。エーベル(932)、マラー(933)の護衛を受け真理教の本拠地リグにたどり着くと熱烈な歓迎を受ける。彼らは能無しを保護していたのである。そしてゾーイ達は教祖であるシスネロスからラメッド達は亜神と呼ばれる存在で能無し、しかも限られた人物だけに融合できるのだと知らされる。シスネロスから同じ能無し達を守る為に戦ってほしいと勧誘されたゾーイ。ソルや同じ子供達を救う事が出来ると喜ぶゾーイだったが一方ユリトは不信感を抱く。そんな中ソルはシスネロス達が能無し達を亜神にする人体実験を行っているところを目撃し,この事を伝えるべく逃げ出すが捕まってしまう。翌日ゾーイ達はシスネロスに能無しでも機械をつけれるようにした生物兵器としてリーグトーイを見せられるが二人は瞬時にこれがソルをはじめとしたたくさんの能無し達を集めて作られたものだと気づく。詰め寄るゾーイにシスネロスは大事の前の小事など些細なことと言い放つ。ついに関係は決裂。ゾーイ達は戦闘になる。リーグトーイに切りかかるもまだ意識が残っていることが分かり攻撃を躊躇してしまう。また心の奥底ではまだシスネロスを信じていた為攻撃が出来ず防戦一方となる。シスネロスは亜神であるアレフと融合し致命傷を負わせる。
唯一戦意のあったユリトもシスネロスに歯が立たずズタズタにされてしまう。薄れゆく意識の中でゾーイの胸中にはいくつもの後悔があった。もっと自分が注意深く判断していれば……ソルは死なずに済んだかもしれない…ユリトの言葉を信じていれば彼をこんな目に遭わせずに済んだかもしれない…そうなったのは…「オマエノセイダ」 。再び聞いたその声にハッとした。そうだ。俺が甘いせいでシスネロスと戦えなかった……みんなを救えなかった……だからもう……要らない。あいつを……ころス。no946に覚醒したゾーイ。これまで歯が立たなかったシスネロスを圧倒し殺害する。そして残っていたエーベル、マラーらを瞬殺した後真理教兵を蹂躙する。ユリトの静止も」聞かず暴れまわるゾーイだったがまだギリギリ生き残っていたシスネロスに腹部を槍で貫かれようやく意識を取り戻した。もはや時間の問題だったシスネロスはゾーイに対しある言葉を残す。何故この世に能無しが生まれたのか、何故軍は能無し狩りを始めたのか、亜神とはなんなのか、その答えは軍の本拠地にあると。そう言い残しシスネロスは死んだ。
唯一戦意のあったユリトもシスネロスに歯が立たずズタズタにされてしまう。薄れゆく意識の中でゾーイの胸中にはいくつもの後悔があった。もっと自分が注意深く判断していれば……ソルは死なずに済んだかもしれない…ユリトの言葉を信じていれば彼をこんな目に遭わせずに済んだかもしれない…そうなったのは…「オマエノセイダ」 。再び聞いたその声にハッとした。そうだ。俺が甘いせいでシスネロスと戦えなかった……みんなを救えなかった……だからもう……要らない。あいつを……ころス。no946に覚醒したゾーイ。これまで歯が立たなかったシスネロスを圧倒し殺害する。そして残っていたエーベル、マラーらを瞬殺した後真理教兵を蹂躙する。ユリトの静止も」聞かず暴れまわるゾーイだったがまだギリギリ生き残っていたシスネロスに腹部を槍で貫かれようやく意識を取り戻した。もはや時間の問題だったシスネロスはゾーイに対しある言葉を残す。何故この世に能無しが生まれたのか、何故軍は能無し狩りを始めたのか、亜神とはなんなのか、その答えは軍の本拠地にあると。そう言い残しシスネロスは死んだ。
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2025-01-25 00:03
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