飢え抑えきれぬ嬢子　レンカ

メッセージボックスに「獣耳だけではなく、もっと人狼的な女の子ができないかな」という要望が届きました。
しかし絵師さんは動物を描くのが苦手なため、「これから狼に変化する」雰囲気で仕上げてもらいました。
結局耳だけの表現になり、要望には完全に応えられませんでしたが、人狼らしさは出せたかなと思います。

雪原に倒れていたところを辺境伯の三男に拾われたレンカは、身元が不明のまま貴族の身分を得ました。
不審に思う家臣もいましたが、彼女がすぐに身ごもったことで、家中では大切に扱われるようになっています。
彼女自身も医者の指示を守り、特につわりの時期にはこれでもかと厳格な食事管理が行われていました。
ところで最近、月が昇る夜に不可解な器物損壊事件が相次いで発生して、辺境伯は頭を悩ませています。
残された歯形や爪痕から恐らく獣型の魔物の仕業と考えられますが、未だに犯人の姿はつかめていません。

※一応オリジナルのはずなので「うちの子」と言いたいのですが、自分で描いていたわけではないので迷ってます。
もし「うちの子」という呼び方を使ってはいけないでしたら、お手数ですが教えてください。ありがとうございます。