妹から雑に接客される姉たち

ジェミニ「いらっしゃいませ～。何名様でしょう……げっ」

カルマ「妹ちゃん、こんにちはー。お昼、食べに来たよ～」
スパイラル「やっぱここ混んでなくて穴場だなー」

ジェミニ「……すみませんが、当店は…いつも仮面を付けている不審者と、百合狂いは、入店できませんので……」

カルマ「な、なんか具体的な指定がきたよ姉上～。いったい誰のことだろうねぇ…」
スパイラル「分からないなぁ妹よ」

レイナ「ちょっとジェミニ。お客さん待たせちゃ駄目でしょ」
ジェミニ「いや、これは……」
レイナ「あ！ジェミニのお姉さまがた！こんにちはー！」

カルマ「レイナちゃんこんにちは。いつも妹がお世話になってます」
レイナ「いえいえこちらこそー！」
スパイラル「そっか、やっぱりレイナもここでメイドさんやってるんだ。記憶違いじゃ無かったかー」

レイナ「はい～♪ジェミニ、お姉さんたちと仲が悪いのは知ってるけど、御客として来てもらうぶんには追い出せないよ」
ジェミニ「…ちぇ」

スパイラル「ちなみにレイナ、このあとセシりんも来るんだわ！」
レイナ「…げっ」

セシリア「悪いスパ、道迷ってて遅れた。……は？なんでお前の妹と私のクソ妹が居るのこの店？」

レイナ「…ええすみませんが御客様がた！当店は午後からでしてェ～～」

他のお客さん（えええ・・・・・）

ジェミニ「レイナくん。私に言ったことと違う気がするんだけど」
レイナ「…君がそうであるように、うちにも家庭の事情があってね…！」

スパイラル「まぁ、全部分かったうえで、この店を選んだあたしが悪いのかな！」
他４人「「「「それはそう」」」」
スパイラル「めっちゃハモるじゃん…えー、セシりん、駄目かな？すぐ近くでどこでもいいって言うからここにしたんだけど」

セシリア「あ…後ろの客が待ってる……いいよもう、よそ行くの面倒だしここで…」

レイナ＆ジェミニ「はぁい…３名様奥の席までご案内します…」

カルマ「妹ちゃんたち、ごめんだよ～」
スパイラル「こういうのを繰り返しながら、姉妹仲は改善されていくんだよ」
カルマ「ほんとうかなぁ姉上…むしろわたしたちが出禁にならない…？」

※料理は普通に美味しかったそうです。