好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしら

強い雄を求める雌と、良い雌を求める雄。
そんな動物の本能に一石を投じる凄まじい概念の誕生だと思うのよね(ぇ

個人的にロングヘアー好きなので、光ちゃんはロリの頃の方が見た目としては好きです。

【以下、超駄文】
それにしてもときメモって「ギャルゲー」ではなくて「恋愛シミュレーションゲーム」なのよね。
要は「ただ女の子が好きそうな選択肢だけ選んだら恋仲になれる」というわけではなく、「勉強やらスポーツやらで自分を磨いて、女の子に好かれるための土台を作り、かつその上でコミュニケーションで女の子から好かれないといけない」という。
ある意味で今のなろう系とは真逆の作品だな、って気がする。

正直この解釈自体が間違ってる可能性は多々あるんだけど、あくまで私の解釈というか、私の感想というか……昨今の時代の流行りである「なろう系」とか「NTR」、あるいは「闇バイト」とかもそうなんだけど、今の若い子達(←この言い方年寄りみたいで嫌い)は「努力はしたくないけど、楽がしたいし、他人よりも自分が上に見られたい」という精神が前提にあるのだろうか？

勉強も努力も一切したくないけど他人を圧倒して、俺TUEEEEして、可愛い女の子にモテモテで、財力その他でも成功して、相手を馬鹿にした態度をとっても許されるような存在になりたい、というのが「なろう系(特にチート系)」の表れなのかな？と。
昨今はそれに対する批判からか「努力してる風」の作品が増えてきたけどね。努力とは決して言えない程度の簡単なことだけをしてそれで強くなりました、みたいな。どれとは言わないけど。
あとどうでも良いけど「追放系」とかは「僕は理不尽に追放されるという憂いにあった被害者なんだから、加害者であるそいつらに対して何をしても良いよね」という正当防衛(笑)をするための幼稚な言い訳づくりでしかないので、そういうのが流行ってるのも色々と不安になる。

ときメモのような異性に好かれる努力は一切したくないけど、好みの異性がいたら無理矢理襲って、その異性に既に意中の相手がいたとしても関係無く自分の物にして、仮に意中の相手がいたとしたらそいつよりも自分が優れてるという優越感に浸りたい、というのが「NTR」なのかな？と。
まだ創作物で好んでるだけならばまだいいんだけど、仮に一見して他人よりも自分が優れてるかわからないような性行為という行為を、「自分が他者よりも優れてる」と思い込んで、それにすがるようなNTR願望とかを現実で抱いているならば、それはもう可哀想だなって気もする。
だってそれは学力やらスポーツやらの目に見えるところで自分に誇れるものが何も無いってことだから。
逆に努力を重ねてそういう自分に誇れるものがしっかりとあるならば、NTRなんてしないで最初から普通に恋愛を進められる筈だしね。

そして普通の仕事やバイトとかに精力的に取り組んで汗を流して、時間をかけて、一生懸命働いた対価としてお金を得ていくのではなく、楽して儲けたい。他人を傷つけてでも、自分の金銭を得たい。仮にそれで捕まったとしても「俺は騙されただけ」「俺は脅されただけ」「だから俺は悪くない」という精神が「闇バイト」なのかな？と。
特に闇バイトは「闇バイト」という言葉が出る前、あるいは出始めた頃のそういう一般人を犯罪に荷担させようとする悪いやつらがいるというヤバさを世間が知らなかった頃ならまだしも、すっかりこの言葉や概念が定着した今、それに荷担したやつがいるならば、それはもう自ら犯罪者になりに行ってるのと同じだと思うんだよね。
完全に被害者のふりをしてるだけの加害者なんよ。百歩譲っても被害者ではなく、常識や情報収集能力や判断能力が著しく欠如した社会不適合者にしかならない。

私は自分が他人よりも努力をしてる存在だとは決して思ってないし、だからこそ今程度の立ち位置にいることにも納得してる。
決して昨今話題のイチローとか大谷とかみたいなスーパースターにはなれないし、大豪邸を持つ資産家でもないし、あるいは容姿端麗の美形でも無い。
でもそれは決して他の誰かのせいではなく、そういう生き方を選んできた自分の身の丈にあった場所なんだろうなと納得してる。

努力はするに越したことが無いし、努力したからといって報われるとも限らない。
でも努力をしなければ決して報われることはないし、そうやって堅実な一歩一歩を歩いてこなかった人は他人よりも前に出ることはできない。
たまたま買った宝くじで大当たりして億万長者になって人生イージーモードなんてことは絶対にあり得ない(仮にそういう精神の人が宝くじで何億円も当たったとしても、それを散財し、全て使い果たして、でも大金持ちだった頃の感覚を忘れられずにより悲惨な状態になるだけだろうしね)。

ネットでよく見かける「自分より下だと思った相手をひたすらに馬鹿にする行為」って、「そんなことでもしないと自分が他人よりも劣ってるという劣等感の表れ」であり、「自分より下の(だと思い込んでる)存在を認識しなければ自分の立ち位置が不安で不安で仕方がない」という真の意味の弱者であるということにも気づいていないんだろうなというのも正直悲しい。

上記のようなそういう物を好む人で溢れてるのはそういう「努力を嫌う風潮」及び「他人よりも自分が優れてるという根拠の無い自信と、それに伴う他者への侮蔑意識」が今の若い子を中心に出来上がってしまってるからなのかな？と思うと正直、未来を悲観してしまいそうになる。
仮にそういう子ばかりしかいないならば、蛙の子は蛙じゃないけれど、その子供も孫もそういう子ばかりになってしまうかもだし、未来ってどうなってしまうんだろうね……
きっとそういう人は目に見えやすいだけでごく少数で、大多数はそうじゃないんだって信じたいところではあるのだけど。