Page 1/5

【紅玉三国士】~郭嘉伝③ 暗刃白狼山~

前回から一転して、今回は真面目な出だしです(笑)
珍しく各頁解説などもしてみます。

・1頁解説
張遼が軽騎兵を率いて出陣、その向かう先は‥
徐晃が守る輜重隊は総出で篝火を焚き、
何処かで自軍を捉えているであろう「将」を引き付けます。
思わぬ「大軍」に焦る蹋頓‥
辺境の地で戦いに明け暮れる部族も、こと権謀術数に
かけては曹操軍に及ぶべくもありません。

・2頁解説
曹操の郭嘉に対する信頼は絶大です。
自らの親衛隊たる虎豹騎すらも預け、
郭嘉の作戦に賭けますが──
郭嘉は「大将を取り合う戦い」へと戦況を誘導しました。
実際、精強な烏丸騎兵の大軍とまともにぶつかっては
いかに曹操軍と言えどひとたまりもありません。
ただ、烏丸兵士らが組織だった行動をできるのは
ひとえに蹋頓の手腕、将器によるもの──
しかしながら、「軍隊」である曹操軍には
自ら考え、指揮し、戦える「優れた将兵」と、
戦況を俯瞰し、統括する「軍師」が存在していたのです。

珍しく焦る曹操。郭嘉の作戦の趣旨は理解しつつも
まさかここまで苛烈な一手を打つとは思わなかったのでしょう。
しかし、そこはさすが稀代の兵法家──
すぐさま徐晃を召還し、部隊を密集させて守りを固めます。
「方陣」は機動力に劣るものの、騎兵が主戦力である烏丸には
守りに徹する分には優位に働きます。

・3頁解説
一応、この襲撃には張遼の他にも
虎豹騎を率いる曹純(♂)が加わっています。
(彼については過去に1コマだけ登場していますね)
蹋頓も優れた戦士ではあったのでしょうが、
三国志でも最強クラスの武将である張遼相手では
分が悪かったとしか言いようがありませんね。

・4頁解説
勝敗がつけば、勝者による裁定は避け得ません…
はたして蹋頓の運命は──
(次回に続きます)

~~~謝辞~~~
いいね!やブックマーク、フォローありがとうございます。
今回は一度に二話分の投稿となります。
いつも〇ッチなシーンが大半なので、武将たちのクールな描写には力が入ります‥
次回は、そんな彼女らの戦場とのギャップを少しでも楽しんでいただければ幸いです。

4
5
386
2025-02-23 21:00

 名風夢無


Comments (0)

No comments

Related works