political manga

トランプゲーム

トランプは自分のカードを見せた。ウクライナのレアアースを手にすることが出来れば、それがロシアの侵略を排除することができると。そのカードを見せれば、プーチンは、停戦し和解するはずだというのである。なぜならば、アメリカのウクライナ領土に対する権益が示されたのだから、プーチンにはそれを侵すことはできないと理解させ得るからであると。ゼレンスキーは、そんな取引はありえない。ブーチンは2014年以降、誓約をことごとく破ってきたのだから、そんなカードは本当に役に立つはずもない。と反撃。カードを見せたのに、それは失礼極まる、帰れ、となった。アメリカ資本が、ロシア資本と競争する一局面としての、戦争であり、ウクライナは単にその巻き添えとしてロシアの国境侵犯に対処しているにすぎない。対中国資本の戦争準備も展開しており、バレスチナ戦争もあり二正面作戦をいかに、対中国に集中させるかが、その資本主義的生産体制の状況となっている。すでに、ウクライナ支援に関しては、金額を決めていながら、支出を渋っている。仮の休戦でも、形だけの停戦でもいいから、とりあえず、一正面を外したいのである。それが成立するとはとても云えないが、状況は、アメリカにとって、深刻なのである。中国の資本は、急速なる拡大局面にある。資源でも、技術でも、労働力でも勝てない状況になった。ガザ所有案もまたその断片である。かくして、世界の資本らは、自身を制御できない。世界の労働者たちがこの経済的下部構造を変える瞬間がいよいよ目前になってきた。世界史が変わる。