49.山姥
解説
出身:日本各地
山姥と書いて「やまうば」もしくは「やまんば」と呼ぶ。昔話とかでよく知られた妖怪で、山に住み、出会った人に宿を提供するが、夜中客が寝ているときに包丁を研ぎ、殺して食べると言った伝承が有名だと思う。主な姿として長く垂れた白髪で、ボロボロの着物を身にまとっている。中には体長が丈7、8尺(約2.1~2.4メートル)もあるという。また、怒ると鬼のような形相になり、眼が恐ろしげに青く光り、口は耳のあたりまで裂けるという。さらに風のように速く走り、力も強いという。そんな山姥だが、恐ろしい妖怪だけでなく、山の神のような存在でもあり、良い一面もある。山姥は正月頃に人里に買い物をしてくるが、採った山菜やキノコを味噌や醤油と交換してくれたり、山姥に物を売った者はその後幸運が訪れるという。また、山で迷子になった子供を泊めてくれたり、「糠福米福」という昔話では継母に虐められている糠福には宝、意地悪の米福には罰を与える話もある。さらに、金太郎のモデルになったという坂田金時を育てたのは山姥だとする説があるなど数多くの伝承がある。また、豊穣の神としても崇められ、高知県の土佐山村では思いがけない豊作が続くと「山姥が憑く」と言われる。酒好きだとされ、いくらでも酒が入る魔法の瓢箪を持っているという。
出身:日本各地
山姥と書いて「やまうば」もしくは「やまんば」と呼ぶ。昔話とかでよく知られた妖怪で、山に住み、出会った人に宿を提供するが、夜中客が寝ているときに包丁を研ぎ、殺して食べると言った伝承が有名だと思う。主な姿として長く垂れた白髪で、ボロボロの着物を身にまとっている。中には体長が丈7、8尺(約2.1~2.4メートル)もあるという。また、怒ると鬼のような形相になり、眼が恐ろしげに青く光り、口は耳のあたりまで裂けるという。さらに風のように速く走り、力も強いという。そんな山姥だが、恐ろしい妖怪だけでなく、山の神のような存在でもあり、良い一面もある。山姥は正月頃に人里に買い物をしてくるが、採った山菜やキノコを味噌や醤油と交換してくれたり、山姥に物を売った者はその後幸運が訪れるという。また、山で迷子になった子供を泊めてくれたり、「糠福米福」という昔話では継母に虐められている糠福には宝、意地悪の米福には罰を与える話もある。さらに、金太郎のモデルになったという坂田金時を育てたのは山姥だとする説があるなど数多くの伝承がある。また、豊穣の神としても崇められ、高知県の土佐山村では思いがけない豊作が続くと「山姥が憑く」と言われる。酒好きだとされ、いくらでも酒が入る魔法の瓢箪を持っているという。
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2025-03-07 08:27
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