political manga

ロシアのウクライナ侵略戦争

最初の左上、右上、その下の3図は、面積50平方メートル超の建物の損壊状況で、5%以上が被害を受けた地域を国示したものである。最初が2022-08-23、次が2023-02-23、最後が2024-02-23の状況を示す。西半分近くが損壊を受けている状況に達した。
また、左側の3図は、カホフカ貯水池消失の様子を捉えたものである。2023-06-05(上の図)では約6割の水量があった。2023-08-05ではダムが決壊し、大部分の水量が消失した。下の2025-01-15図では、水量が戻っておらず、周辺の農地の状況にも変化が見られる。
下流地域の農業用水は消失しており、農業への影響が懸念される。これらの影響は、ウクライナの戦争状況を示す一つの断面で、全域での電源、水源、交通網、等々にも相当の影響を受けていることが見える。はっきり云って、ウクライナは相当の侵略を受けており、回復の見通しは遠くなった。ゼレンスキーがどんなに苦慮しても、この状況を早急に回復できるものではない。世界はこれらの情報を宇宙から見て、分析しており、今後の推移を想定する。果たして戦線を維持しつつ、ロシアの侵略を留めることができるのか。武器は足りるのか、兵員は足りるのか、支援が如何なるものとなるのか、ロシアの兵器はいかなる状況にあるのか、ドローンや宇宙からの監視、軍事状況把握はいかにしてなされているのか。それらの予算はどうなっているのか、双方とも憂慮し、決意を迫られ、休戦・停戦の可能性等々を探らねばならない状況に変りはない。ロシアは、この状況を優勢と見て、この状況を維持し、相手側の兵器の撤廃、NATO側の受認、ロシア資本の拡大に支障を生じた様々な政策の撤廃等々の要求を示しながら、トランプを揺さぶるのは目に見えている。アメリカ資本は大きな負担を軽減し、対中国の準備に専念したいのかも知れないが、果たしてそれができるのだろうか。ロシア資本を買収管理できるのか。できはしないだろう。支援を継続するかしないか世界が注目する。ウクライナの武器は各国の支援で、砲弾一つとっても、共通化できはしない。無駄が多く、アメリカの大きな支援が、この点でも不可欠なのである。