【DA】パーソナルダイバー「L-86 Custom」

今回は、シグマさんが制作した「L-86(illust/127517908)」を参考として、その機体の弱点である、「完全な適合者が操縦しないと本領を発揮できない」という部分を軽減した機体を作ってみました。この機体は、前回制作した「L-86 Limited(illust/128040942)」より原型の機体に近い設計となっています。但し、原型の機体と異なり、「完全適合者向けの特別仕様機」は無く、一般的な機体とほぼ同等の仕様です。

この作品は、Blender及び、RadeonProRenderを使用して制作しました。
この機体は、A.A.歴790年の「ロブスター団残党の反乱」の際に、コーラル・レギオン側の機体として使用可能です。

[解説]
所属:コーラル・レギオン
機体名:L-86 Custom
メーカー:イズミ重工
型式番号:PD-L86C
全高:15m

これは、極めて高い戦闘能力と引き換えに、操縦者への負荷が極めて高いという弱点を持つ「L-86」を改良した機体である。この機体は、「L-86 Limited」と同様に、イズミ重工の「第3開発部」によって開発された。この機体は、フレームや、エンジンなどは、「L-86」とほぼ同じ設計であるが、元の機体の弱点を解消するために、操縦席に負荷軽減装置を搭載することで、操縦者への負荷を軽減したのが特徴である。また、この機体の頭部や脚部は、建造費用削減のため一部を簡略化した以外は「L-86 Limited」と共通である。なお、この機体の負荷軽減装置は、「L-86 Limited」に搭載されている反重力式では無いが、一般的な機体より強力なものとすることで、「L-86」特有の高い負荷を大幅に軽減し、操縦性を改善することに成功した。

この機体は、原型の機体と異なり、開発段階から戦闘用として設計されており、「L-86 Limited」と共通のビーム砲を標準搭載している。また、それに加え、イズミ重工製の機体と互換性がある武器を装備することができる。他にも、この機体は、軽量化及び、戦闘用としての特化のため、原型の機体にあった、自動車を模した装飾が廃止されている。そのため、この機体の素早さは、原型の機体よりやや向上している。なお、この機体は、バックパックの接続部を強化したことで、大型のものや、出力向上率が高いものといった、強力なものを装備可能としたが、使用済みのバックパックを戦闘中に分離することは不可能である。但し、この機体は、建造費用の削減と、軽量化のため、追加装甲の接続部が省略されており、フルアーマー仕様(illust/127546680)にすることは不可能である。

この機体は、「L-86」への「完全適合者」が見つからなかった時に備えて開発されたものであった。しかし、この機体は、建造費用を据え置きとしながら原型の機体にあった弱点を大幅に軽減できており、この系列の機体を好む戦闘員もいるため、開発や建造の計画は維持されている。