ハゼ類　マハゼ

スズキ目ハゼ科　Acanthogobius flavimanus

東アジアの内湾や汽水域の砂底，砂泥底に生息するハゼの仲間の代表種。大きいものでは体長が25cmに達する。砂や泥に紛れやすい灰褐色の体色を持ち、基本的に海底に腹を付けてじっとしている。時折海底を滑るように移動し、底生生物や藻類を食べている。また、船舶のバラスト水によって北米のカリフォルニア州やオーストラリアのシドニー沿岸域に運ばれて野生化し、外来生物として各地の生態系に悪影響を及ぼしているという。

マハゼを描いてみました。体中の黒いまだら模様は描き慣れてくると結構楽しいものですね。日本各地の内湾に生息する本種は特に東京湾の江戸前ハゼが有名で、釣り魚や天ぷら等の材料としてよく知られていました。しかし、埋め立てや水質汚染等による生息環境の悪化で数が減ってしまい、生息域の保全や修復等による復活プロジェクトが進められているそうです。