飯綱せとか

飯綱 せとか(いづな せとか)

年齢: 14歳
種族: 管狐の半妖
能力:

地獄の黒炎: 地獄の炎を操る力を持ち、無形の炎で敵を焼き尽くすことができる。黒炎は、物質を焦がすことなく精神的に焼き切る効果も持ち、操られた対象を精神的に追い詰める。

時間操作: 限られた範囲で、時間を遅くしたり早めたりする能力。ただし、使用後に強烈な疲労感を伴うため、使うことに慎重さを求められる。

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外見
 せとかは、小柄で華奢な体型の14歳の少女。橙髪のツインテールに、狐耳が頭の上にピンと立っており、尾は身長ほど長く、もふっとした毛並みを持つ。グレーの瞳が特徴的で、冷たい雰囲気を漂わせるが、どこか優しさも感じさせる。普段は、シンプルで動きやすい和装をしており、私服は黒を基調とした衣服が多い。普段の表情は冷静だが、時折見せる笑顔には不意に人を惹きつける魅力がある。

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性格
 冷徹で無慈悲な一面を持ちながらも、心の中には確かな信念と葛藤を抱えている。悪い意味で無感情なところがあり、「善悪」に対しては無関心を装っているが、実際には何かを守ろうとする一途な気持ちが強い。自分の生きる目的に迷いを持ちつつも、それを隠すように他人との関わりを避けがちで、一人でいることを好む。しかし、南津海のことは兄貴と呼び慕っており、心の支えとして大きな存在だと感じている。過去のトラウマを克服しようとするも、その影響で不安定な部分を内に秘めている。

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能力に対する意識
 せとかの能力である地獄の黒炎と時間操作には強い自覚があり、冷静にそれらを使いこなすことができる。しかし、その能力の暴力性に自分でも悩み、時折過去の自分や父親の研究に対する迷いを感じることがある。特に、時間操作の能力を使うたびに不安が募り、能力に取り込まれるのではないかという恐怖心を抱いている。

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過去
 せとかは、地球人民幸の科学者の娘に家族諸共家を焼かれた過去を持っており、そのことが心の傷となっている。父親の研究による二次被害を受け、自身の家を失った彼女は、その復讐のために動き出す。そして、暗殺者のような存在になり、何者かの影響を受けたかのように戦い続ける。しかし、今でも「家族」を失ったことへの痛みが心に残っており、暗闇の中で自分を見失いがちな部分もある。

 その後、南津海との出会いによって自分を少しずつ見つめ直し、守りたいもののために戦うことを決意。彼の存在が彼女にとっての「安心できる場所」であり、彼を守ることが新たな使命と感じている。

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家族と仲間
 家族の死と過去の不正義が彼女を冷徹にさせ、強い意志を持つ暗殺者となった。しかし、南津海やトカリといった仲間たちとの絆が、少しずつ彼女を変えていく。特に南津海に対しては、兄貴として心の中で大きな支えを感じており、その存在は彼女にとって絶対的な信頼を寄せられるもの。孤独を好みながらも、仲間を守るために自分を犠牲にしようとする優しさを内包している。

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名言
「私には善とか悪とか必要ねえ。そんなもん、生きるとき足枷になるだけだからな。」
— 自らの過去や苦しみを背負いながらも、彼女なりの「生きる力」を見出す言葉。

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2025-03-18 10:00

 紙絵師


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