最も鋭い剣も 根の奥に眠る春を断てはしない

鎧が立ち上がる術を覚えた頃 軍馬に踏まれぬ麦穂は風の中で
鞠躬の練習を続けている 全ての屈む暇もなかった命たちへ
脱穀されぬ希望を抱く彼女は 早すぎる切断を余儀なくされた幼年時代のように
なお世界を養う姿勢を保ち続けている
0
2
50
2025-03-18 21:32

 无心者ASD


Comments (0)

No comments

Related works