二度とかえらぬひとときを訪ねて⋯⋯　その1

[2015.5.15(金)20:14完成]

〈おことわり〉
この作品は、2015年5月に催された、地元の公民館まつりへの出展に際して描いたものです。その後、自宅の自分の部屋に何年か飾っていたために、色が褪せてしまったところがあることをご了承ください。また、作品の解説は、2015年当時のものです。

あれよあれよと、僕は昨年の9月で43歳になった。
あと半年ほどで僕は44歳⋯⋯。

振り返れば、よい思い出も悪い思い出も、何もかも「昔話」に姿を変えた。
「二度とかえらぬひととき」という名の昔話だ⋯⋯。
勿論、その「ひととき」の舞台になった場所も変わっているはず⋯⋯。

ここではこまごま触れられないけれど、僕の場合、どちらかといえば
「あの時、○○すればよかった⋯⋯」
「こんな○○時代/○○生活を送りたかった⋯⋯」
と思う「ひととき」のほうが多い気がする。
勿論、栄光の「ひととき」も充実した「ひととき」も、振り返ればある。

沢山ありすぎて、全ては訪ねられない。
その「ひととき」の舞台となった場所すら、訪ねられないのかもしれない。
けれども、その「ひととき」、その場所を訪ねられるだけ訪ねてみたい。

〈追記〉
僕のオリキャラ・哲也くんの目と心を借りて、僕の生涯を振り返るイラストを描きました。哲也くんのヘアスタイルが、現在のものと違っていることをご了承ください。
改めてこの作品を見返すうち、「僕のイラストの原点」は何か、知りたくなったほどです。そのうち、この作品をベースにした作品を描くつもりです。