記憶の中の逃した人

母校を訪れると、課外活動が終わったばかりらしく、イスが外に並んでいた。
古傷を探すように机に触れながら振り返ると、彼女が微笑みかけていた。
17歳の月明かりがまぶしくて、目を開けていられなかった。
2
4
85
2025-03-22 20:05

 无心者ASD


Comments (0)

No comments

Related works