蠢きに気付いた孤児　マーリア と アーリア

予告通り、フォロワーさんたちからいただいた「冒険者の時代ならでは」のネタを、絵師さんにお願いしました！
まずは、「魔王軍の侵攻による戦災孤児」です。当時はこういう子たちがたくさんいたんだろうな……と思います。
エイプリルフールの投稿になるので、「嘘であってほしい」と願いたくなるような雰囲気で仕上げていただきました。

スライムに呑み込まれた村から救出された姉妹が安全地帯の孤児院へと運ばれてから、一か月が経ちました。
今日もマーリアはあの惨劇以来続く体調不良に悩まされ、体の一部を喪失した妹アーリアに心配されています。
姉とは違い、溶かされかけたアーリアは、もはや元が双子だったとは思えないほどに、変わり果ててしまいました。
そして、スライムとは核を完全に消滅させない限り、肉体の構成物さえあれば何度でも蘇る恐ろしい魔物です。
吐き気とともに、体内で何かが蠢いているのを感じたマーリアは、本当に奇跡的に無傷だったのでしょうか……？

※一応オリジナルのはずなので「うちの子」と言いたいのですが、自分で描いていたわけではないので迷ってます。
もし「うちの子」という呼び方を使ってはいけないでしたら、お手数ですが教えてください。ありがとうございます。