人為的アシンメトリ
コメントにて、リクエストを受けて描きました。(そのうちにリメイクする)
コメントにてリクエストも受け付けております。
* * *
恵羽の胸がでかい方ことアナムネシスは、幡田の胸が小さい方ことアリストテレスを必死に抑え込んでいた。
ついさっき、というか、死人の感覚からしてもよくわからない都合と時間間隔で目を覚ましたアナムネシス。
彼女が最初にやったことは、今まさに憎悪と怨嗟で狂いそうな幡田妹の暴挙を止めることであり、次いでやったのが状況判断だった。いやはや実に、奇妙な寝覚めである。
振り返って、まず、自分は未来を娘に託し、成仏したはずである。
その証拠に、今やプラトンとしての力は失われ、自らの姿もかつて母であった時の姿そのものだった。
エプロンも、ニットも、あの時のまま。再生の歯車に飲み込まれる感覚も覚えている。
「ギギギギギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィあのクソ女殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
次に目立ったのは、今まさに押さえつけている幡田妹の本性のヤバさだった。
薄々、というか。幡田妹がいかにおかしいのか、というのは重々理解はしていたものの、今まさしく辺獄のルールどころかイデアのルールを捻じ曲げてよみがえろうとしている姿は、狂気そのものと言える。
血の涙をだらだら流す姿は、少し哀れにも感じたが、その理由はよくわからない。
第一、自分がこうしてこの場にいることも、輪廻を無視して幡田妹が発狂している理由も、わからないのだった。
ギリギリと頭を押さえつけながら、アナムネシスは問う。
「………別に慰めるわけではないのだけれど。どうしてそんな状態になったのかしら」
仲が良いわけでもなければ、むしろ思うことの多い相手である。ひと時のテンションで協力の雰囲気にはなりつつも、本来は話すことすら苦痛な相手だった。
それでも渋々と問いかけると、アリストテレスはその首を90度直角に勢いよくねじ切った後に、カパァッ!! と血を口から吹き出し、わめく。
「お姉ちゃんが!! 結婚する!! あのクソ女と!!!!! 絶許!!!!!!!!!」
………一気に脱力したアナムネシス。抑え込んでいた腕を離し、頭を抱えると、アリストテレスは勢いよく飛び出そうとし………その勢いを、地面へ直角へ変化させ、激突した。
どうやら、再生の歯車の数少ない抵抗らしい。彼女の尻尾は歯車のどこかしこにつながっていて、動けないようだった。
哀れ、地面に縫い留められた彼女は、ぐい、ぐいと骨のあらゆる箇所を地面に突き刺しながら、のたうちつつ、もがく。けれども、つるりとした地面はつかみどころもなく、第一に人間らしさを捨てた彼女に、もがく動きは難しかった。
アリストテレスは叫ぶ。
「痛い!! 痛い!! 心が痛い!! 痛いよぉ!! お姉ちゃんは私のものなんだから!! 少なくともあのクソ女のものじゃないんだから!!!! 返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ!!!!」
アナムネシスは嘆息し、額を抑えた。
「………誰と誰が結婚するの」
「………お前の娘だよクソババァ」
「そう。別にあなたの姉が誰と結婚しようが興味は_____………待ちなさい。今、なんて言ったの?」
「お前の娘だよクソババァ!!!」
アナムネシスはポカン、と口を開けた後に、目を白黒とさせる。
娘が、嫁入りして、嫁を貰う? いやいやこの場合は、娘が嫁を迎えたの? でも、娘は娘で、でも結婚相手は幡田姉で………姉ということは、つまり、女ということで。でも娘も女ということで、以上のことから、女の子同士で結婚する?
…は?
「理解不能よ。どうしてワタシの娘がアナタの姉と結婚なんか」
「私が!! 一番!! 聞きたいわ!!! なんでなのぉお姉ちゃん!!! お姉ちゃんは私そっくりの可愛い女の子と結婚して私の代用品プレイに浸るんじゃなかったの!?」
「あなたも理解不能だわ。相変わらず」
噛みついてきたアリストテレスを叩き落したアナムネシスは、腕を組んで考え込む。
なぜ、娘が女と結婚するのか?
あの正義感の強い娘だ。同じ学校の女の子から告白されたと、困ったように言っていた姿を思い出す。鋭い芯の中に、周囲をおもんばかる優しさにあふれた娘は、同じくらいに正義感の強い男性か、少し気の弱いところのある男性、あるいはひょうきんな………いやともかく、そう言った男性と結婚するものだと思っていた。
それが、女。
………ふむ。
「………あなたの姉ならまだ許せるわね」
「私は!! 許せてないんですけど!!!」
死者の騒動などつゆ知らず。
現実では、なんともいびつな結婚式が執り行われているところだった。
* * *
以下、雑記
クソ関係ない話なんですが、私の一番の推しキャラはボカロのMAYUです。
少し幼い感じの声で、怖い歌詞を読み上げる。一生懸命な感じがとてもいい。
あと見た目が性癖に刺さる。
次がCRYSTARのフェレスです。シンプルに性癖が一緒。
あと見た目が性癖に刺さる。
これらを踏まえて考えると、私はゴスロリで血色の悪いキャラが好きなわけですねぇ。
新入社員が会社に来ました。
朝の8時30分には出勤のいい子たちばかりで、合わせて8時30分に出勤しています。
別にそれは良いんですが、勤務時間は9時からなので、8時40分からの20分の作業は給与に反映されないんですよね。
うんち!!
以上。くそくだらない雑記でした
コメントにてリクエストも受け付けております。
* * *
恵羽の胸がでかい方ことアナムネシスは、幡田の胸が小さい方ことアリストテレスを必死に抑え込んでいた。
ついさっき、というか、死人の感覚からしてもよくわからない都合と時間間隔で目を覚ましたアナムネシス。
彼女が最初にやったことは、今まさに憎悪と怨嗟で狂いそうな幡田妹の暴挙を止めることであり、次いでやったのが状況判断だった。いやはや実に、奇妙な寝覚めである。
振り返って、まず、自分は未来を娘に託し、成仏したはずである。
その証拠に、今やプラトンとしての力は失われ、自らの姿もかつて母であった時の姿そのものだった。
エプロンも、ニットも、あの時のまま。再生の歯車に飲み込まれる感覚も覚えている。
「ギギギギギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィあのクソ女殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
次に目立ったのは、今まさに押さえつけている幡田妹の本性のヤバさだった。
薄々、というか。幡田妹がいかにおかしいのか、というのは重々理解はしていたものの、今まさしく辺獄のルールどころかイデアのルールを捻じ曲げてよみがえろうとしている姿は、狂気そのものと言える。
血の涙をだらだら流す姿は、少し哀れにも感じたが、その理由はよくわからない。
第一、自分がこうしてこの場にいることも、輪廻を無視して幡田妹が発狂している理由も、わからないのだった。
ギリギリと頭を押さえつけながら、アナムネシスは問う。
「………別に慰めるわけではないのだけれど。どうしてそんな状態になったのかしら」
仲が良いわけでもなければ、むしろ思うことの多い相手である。ひと時のテンションで協力の雰囲気にはなりつつも、本来は話すことすら苦痛な相手だった。
それでも渋々と問いかけると、アリストテレスはその首を90度直角に勢いよくねじ切った後に、カパァッ!! と血を口から吹き出し、わめく。
「お姉ちゃんが!! 結婚する!! あのクソ女と!!!!! 絶許!!!!!!!!!」
………一気に脱力したアナムネシス。抑え込んでいた腕を離し、頭を抱えると、アリストテレスは勢いよく飛び出そうとし………その勢いを、地面へ直角へ変化させ、激突した。
どうやら、再生の歯車の数少ない抵抗らしい。彼女の尻尾は歯車のどこかしこにつながっていて、動けないようだった。
哀れ、地面に縫い留められた彼女は、ぐい、ぐいと骨のあらゆる箇所を地面に突き刺しながら、のたうちつつ、もがく。けれども、つるりとした地面はつかみどころもなく、第一に人間らしさを捨てた彼女に、もがく動きは難しかった。
アリストテレスは叫ぶ。
「痛い!! 痛い!! 心が痛い!! 痛いよぉ!! お姉ちゃんは私のものなんだから!! 少なくともあのクソ女のものじゃないんだから!!!! 返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ!!!!」
アナムネシスは嘆息し、額を抑えた。
「………誰と誰が結婚するの」
「………お前の娘だよクソババァ」
「そう。別にあなたの姉が誰と結婚しようが興味は_____………待ちなさい。今、なんて言ったの?」
「お前の娘だよクソババァ!!!」
アナムネシスはポカン、と口を開けた後に、目を白黒とさせる。
娘が、嫁入りして、嫁を貰う? いやいやこの場合は、娘が嫁を迎えたの? でも、娘は娘で、でも結婚相手は幡田姉で………姉ということは、つまり、女ということで。でも娘も女ということで、以上のことから、女の子同士で結婚する?
…は?
「理解不能よ。どうしてワタシの娘がアナタの姉と結婚なんか」
「私が!! 一番!! 聞きたいわ!!! なんでなのぉお姉ちゃん!!! お姉ちゃんは私そっくりの可愛い女の子と結婚して私の代用品プレイに浸るんじゃなかったの!?」
「あなたも理解不能だわ。相変わらず」
噛みついてきたアリストテレスを叩き落したアナムネシスは、腕を組んで考え込む。
なぜ、娘が女と結婚するのか?
あの正義感の強い娘だ。同じ学校の女の子から告白されたと、困ったように言っていた姿を思い出す。鋭い芯の中に、周囲をおもんばかる優しさにあふれた娘は、同じくらいに正義感の強い男性か、少し気の弱いところのある男性、あるいはひょうきんな………いやともかく、そう言った男性と結婚するものだと思っていた。
それが、女。
………ふむ。
「………あなたの姉ならまだ許せるわね」
「私は!! 許せてないんですけど!!!」
死者の騒動などつゆ知らず。
現実では、なんともいびつな結婚式が執り行われているところだった。
* * *
以下、雑記
クソ関係ない話なんですが、私の一番の推しキャラはボカロのMAYUです。
少し幼い感じの声で、怖い歌詞を読み上げる。一生懸命な感じがとてもいい。
あと見た目が性癖に刺さる。
次がCRYSTARのフェレスです。シンプルに性癖が一緒。
あと見た目が性癖に刺さる。
これらを踏まえて考えると、私はゴスロリで血色の悪いキャラが好きなわけですねぇ。
新入社員が会社に来ました。
朝の8時30分には出勤のいい子たちばかりで、合わせて8時30分に出勤しています。
別にそれは良いんですが、勤務時間は9時からなので、8時40分からの20分の作業は給与に反映されないんですよね。
うんち!!
以上。くそくだらない雑記でした
10
24
420
2025-04-08 00:37
Comments (1)
ああ〜てぇてぇよお〜!!ありがとうございます!! 仲睦まじくてお似合いですね〜お互いの目が似合ってて素敵…!可愛い!! 娘のレズ堕ちが受け入れられないアナムネシス草