【ガンダムブレイカー4】X88S/ブラック・ドッグ
※取って付けたストーリーと主役の自前機体解説アリ
広大な砂漠を模したステージにて数多のMSが乱舞する中、突出して生き延びている二つのチームのMS達が鎬を削っていた。
その二つのチーム——『レイヴンズ』が擁する22機のガンダムフレームシリーズ、そして『ネスト』が投入してきた少数の独自カスタムMS群。いずれも、系列クランであるゆえに同一の技術がつかわれたカスタム機を擁するチーム、そしてMS達だ。
この二大勢力の”決闘”に割って入ろうとする者はいない…というよりも、割り込める隙が無い。愚かにも漁夫の利を得ようとし者は、容赦なく双方のチームによって狩られ脱落する運命にあることが判明しているからだ。
——だが、そんな絶壁ともいえる格差なぞどこ吹く風と言わんばかりに、また犠牲者が愚かにも”決闘”に割り入ろうとした。
セリト「テメェらのせいで何もかもがおかしくなったんだ…!!」
かつてのクラン戦において、フレームιによって最大最悪の屈辱——否、妥当な末路を味わったセリトは、『レイヴンズ』への的外れな復讐に躍起になっていた。
あの地獄の一戦から、ゲームの世界も、現実での学校も——何もかもが思い通りにならなくなっていった。
セリト「今日こそ死神共を殺してやる!!消え失せろ、雑魚共が!!!」
自業自得という事実から目を背ける愚か者が分不相応の勝利宣言を宣うが、
夢を超えたビルダー「邪魔くさいのがいるなぁ。」
ぼんやりした風貌のビルダー「煩いなぁ…λに集中できないだろ…」
夢を超えたビルダーの駆るフレームλと、ぼんやりした風貌のビルダーが駆る黒いガンダム——ガイアガンダム[ブラックドッグ]は、煩いハエを公然と無視して互いの相手に集中しようとする。
セリト「無視すんなよ、銀色が!!」
的外れな報復を行おうとセリトがチームを率いて乱入するが——唐突にチームメイトの機体二機が大量の弾幕と巨大な光条に呑まれ撃破された。それは、グレイズ[マルチパニッシャー]とガンダム フレームψによる大火力の撃ち合いの最中の出来事であった。
女帝ビルダー「あらあら、自殺願望者がいたなんてね?」
マルチパニッシャー「大方、解りやすい戦功の罠に釣られて割り込んできた間抜けだろうさ。」
非情なデスマッチ会場に割り入った報いと言わんばかりに、乱入の末路を揶揄し戦闘を継続する当事者達。
セリト「くっそがぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」
なりふり構わなくなったセリトがフレームλに特攻するが、
夢を超えたビルダー「そうやって他人を見下してばっかりだから足を掬われるんだろうが!!」
フレームλはそんな無謀な特攻をいなし、右腕を斬り落としてセリト機を蹴り落とす。
セリト「この…生意気なんだよ!!」
得物を失って尚もフレームλに食い下がろうとするセリトだが、そもそもの乱入のツケは早く訪れた。
ぼんやりした風貌のビルダー「俺を…無視するな!!」
すっかり蚊帳の外に置かれてしまっていたビルダーが激昂し、[ブラックドッグ]を四足獣形態に変形させてλに突撃する。
セリト機をあしらうフレームλと、そのフレームλに突撃する[ブラックドッグ]——その一直線上に、フレームλに食い下がろうとするセリト機が割り入る。
ぼんやりした風貌のビルダー「邪魔だァァァァァァァァァァァァッ!!」
セリト「え…ウワァァァァァァァァ!!!?」
哀れ、割り込んできたセリト機はビームブレイドによって一刀両断され爆散——二つのクランが織りなす半ば神聖なる決闘場と化した戦場に、愚かにも乱入した”犠牲者”がまたしても出ることになった。
ぼんやりした風貌のビルダー「割り込んできた、お前が悪い…!」
ぼんやりした風貌のビルダーの怒りは愚かな乱入者を排除した程度では収まらず、勢いそのままにMS形態に変形し、三つの刃を両手に持ってフレームλへ斬りかかる。
ぼんやりした風貌のビルダー「邪魔者は消えた…後は、俺達だけだ!」
夢を超えたビルダー「前々から思ってたが、こいつのしつこさ尋常じゃねぇぞ!?」
バトルトーナメントの決勝でマイスター・ジンを下し、漸く夢を超えたビルダーは、”追われる者”という立場を痛感する。
その事実は、今まさに眼前に迫る”漆黒の猟犬”が示していた。
・ZGMF-X88S[BD] ガイアガンダム[ブラックドッグ]:
特例上位クラン『レイヴンズ』の系列クラン『ネスト』が運用するカスタム機体。
セカンドステージシリーズにガンダムフレームシリーズのノウハウを投入して改修した機体の一つで、ガイアガンダムの近接性能と同時に非力であった射撃火力の向上を図りつつ一対一での戦闘能力を大幅に強化した機体である。
ビルダーズパーツとしてビームマシンキャノンとロケットランチャーを追加し至近距離における火力を、サイドスカートアーマーにスラスターユニットを追加して機動性能を向上させており、さらに手持ち武器としてバクゥヘッドを追加し近接時の手数も増やしている。
近接戦闘能力と機動性に加えて近距離での大火力を手にしたガイアガンダム[ブラックドッグ]は、電脳の大地を駆け抜ける"地母神"にして死を兆す”漆黒の猟犬”となり、相対者に容赦なく必殺の牙を突き入れる凶悪なガンダムとなったのだ。
広大な砂漠を模したステージにて数多のMSが乱舞する中、突出して生き延びている二つのチームのMS達が鎬を削っていた。
その二つのチーム——『レイヴンズ』が擁する22機のガンダムフレームシリーズ、そして『ネスト』が投入してきた少数の独自カスタムMS群。いずれも、系列クランであるゆえに同一の技術がつかわれたカスタム機を擁するチーム、そしてMS達だ。
この二大勢力の”決闘”に割って入ろうとする者はいない…というよりも、割り込める隙が無い。愚かにも漁夫の利を得ようとし者は、容赦なく双方のチームによって狩られ脱落する運命にあることが判明しているからだ。
——だが、そんな絶壁ともいえる格差なぞどこ吹く風と言わんばかりに、また犠牲者が愚かにも”決闘”に割り入ろうとした。
セリト「テメェらのせいで何もかもがおかしくなったんだ…!!」
かつてのクラン戦において、フレームιによって最大最悪の屈辱——否、妥当な末路を味わったセリトは、『レイヴンズ』への的外れな復讐に躍起になっていた。
あの地獄の一戦から、ゲームの世界も、現実での学校も——何もかもが思い通りにならなくなっていった。
セリト「今日こそ死神共を殺してやる!!消え失せろ、雑魚共が!!!」
自業自得という事実から目を背ける愚か者が分不相応の勝利宣言を宣うが、
夢を超えたビルダー「邪魔くさいのがいるなぁ。」
ぼんやりした風貌のビルダー「煩いなぁ…λに集中できないだろ…」
夢を超えたビルダーの駆るフレームλと、ぼんやりした風貌のビルダーが駆る黒いガンダム——ガイアガンダム[ブラックドッグ]は、煩いハエを公然と無視して互いの相手に集中しようとする。
セリト「無視すんなよ、銀色が!!」
的外れな報復を行おうとセリトがチームを率いて乱入するが——唐突にチームメイトの機体二機が大量の弾幕と巨大な光条に呑まれ撃破された。それは、グレイズ[マルチパニッシャー]とガンダム フレームψによる大火力の撃ち合いの最中の出来事であった。
女帝ビルダー「あらあら、自殺願望者がいたなんてね?」
マルチパニッシャー「大方、解りやすい戦功の罠に釣られて割り込んできた間抜けだろうさ。」
非情なデスマッチ会場に割り入った報いと言わんばかりに、乱入の末路を揶揄し戦闘を継続する当事者達。
セリト「くっそがぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」
なりふり構わなくなったセリトがフレームλに特攻するが、
夢を超えたビルダー「そうやって他人を見下してばっかりだから足を掬われるんだろうが!!」
フレームλはそんな無謀な特攻をいなし、右腕を斬り落としてセリト機を蹴り落とす。
セリト「この…生意気なんだよ!!」
得物を失って尚もフレームλに食い下がろうとするセリトだが、そもそもの乱入のツケは早く訪れた。
ぼんやりした風貌のビルダー「俺を…無視するな!!」
すっかり蚊帳の外に置かれてしまっていたビルダーが激昂し、[ブラックドッグ]を四足獣形態に変形させてλに突撃する。
セリト機をあしらうフレームλと、そのフレームλに突撃する[ブラックドッグ]——その一直線上に、フレームλに食い下がろうとするセリト機が割り入る。
ぼんやりした風貌のビルダー「邪魔だァァァァァァァァァァァァッ!!」
セリト「え…ウワァァァァァァァァ!!!?」
哀れ、割り込んできたセリト機はビームブレイドによって一刀両断され爆散——二つのクランが織りなす半ば神聖なる決闘場と化した戦場に、愚かにも乱入した”犠牲者”がまたしても出ることになった。
ぼんやりした風貌のビルダー「割り込んできた、お前が悪い…!」
ぼんやりした風貌のビルダーの怒りは愚かな乱入者を排除した程度では収まらず、勢いそのままにMS形態に変形し、三つの刃を両手に持ってフレームλへ斬りかかる。
ぼんやりした風貌のビルダー「邪魔者は消えた…後は、俺達だけだ!」
夢を超えたビルダー「前々から思ってたが、こいつのしつこさ尋常じゃねぇぞ!?」
バトルトーナメントの決勝でマイスター・ジンを下し、漸く夢を超えたビルダーは、”追われる者”という立場を痛感する。
その事実は、今まさに眼前に迫る”漆黒の猟犬”が示していた。
・ZGMF-X88S[BD] ガイアガンダム[ブラックドッグ]:
特例上位クラン『レイヴンズ』の系列クラン『ネスト』が運用するカスタム機体。
セカンドステージシリーズにガンダムフレームシリーズのノウハウを投入して改修した機体の一つで、ガイアガンダムの近接性能と同時に非力であった射撃火力の向上を図りつつ一対一での戦闘能力を大幅に強化した機体である。
ビルダーズパーツとしてビームマシンキャノンとロケットランチャーを追加し至近距離における火力を、サイドスカートアーマーにスラスターユニットを追加して機動性能を向上させており、さらに手持ち武器としてバクゥヘッドを追加し近接時の手数も増やしている。
近接戦闘能力と機動性に加えて近距離での大火力を手にしたガイアガンダム[ブラックドッグ]は、電脳の大地を駆け抜ける"地母神"にして死を兆す”漆黒の猟犬”となり、相対者に容赦なく必殺の牙を突き入れる凶悪なガンダムとなったのだ。
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2025-04-09 16:15
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