コショウ

待っていた

そのとき わたしは静かに

夢と現実の境目というのを

どうしても知りたくて

ずっとずっと 身じろぎもせずに

待っていました

夜もふけてきた そのとき

天井の右の端から

直径五十センチくらいの大きなコショウが

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2010-08-30 14:02

 月の虹


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