ポータブルゲーミングPCで画像生成AI
外付けGPU編は最後にしようと思っていましたが、
面白いものを手に入れたので実験してみました。
実験に使ったポータブルゲーミングPCは、
いつも愛用しているメーカーのASUSさんから出ている「ROG ALLY X」で、
前期の無印モデルになかったThunderBolt接続っぽいtypeC穴があったので、
つい気になってしまい実験をやってしまいました。
[スペック]
型番:ROG ALLY X (2024) RC72LA
CPU:AMD Ryzen Z1 Extreme 3.3GHz
実装RAM:24GB 7500MT/S
OS:Windows11 23H2
内蔵GPU:AMD Radeon Graphics 8GB
外付GPU:NVIDIA GeForce RTX3050 8GB
[他、固定要素]
・サンプリングステップ:50
・Hiresステップ:50
・画像サイズ600x1024
・xformers :あり
そのままでは画像生成AIと、NVIDIA Graphicsのドライバもろもろが使えないため、
GeForce RTX3050(8GB)をeGPUで刺したところ、しっかり認識して回ってくれました。
ざっくりこの状態でFFベンチをまわしたところ、標準画質で8360~8686で快適と、まあまあいいスコアでした。
ちょっとびっくりしたのが内蔵GPUのみで回した結果が、3301(普通)※だったことですね。
内蔵されているGPUはGTX960程のスペックのGPUということでしょうか。
先日実験で使用した同社のTUFゲーミングのラップトップPCが高スペックだっただけに、
ゲーミングとROGを冠しているわりにかなりスペックが低く感じました。
さて、実際にStableDiffusionで絵画した結果ですが、
・サンプリングステップ:12秒
・Hiresステップ:28秒
と、実装RAMの速度が速いのが効いているのか、今回初めて一世代前の同スペック相当
RTX2060(SS22秒、HS22秒 FFベンチ8873)に合計速度で4秒勝ちました。
TUF銘柄のラップトップPCで実験した際はSS:27秒、HS:27秒、合計54秒だったので、
外付けGPUを使用した状態においてはALLYに軍配が上がった形になりました。
もしかすると、サンプリングステップが実装RAM速度に依存するものなのか、
ラップトップPCがthunderbolt3だったのに対して、ALLYがUSB4モデルなのがあるのかもしれません(仕様書にthunderboltの記載がないので正確な通信速度がわからない)。
外付け以外でもLinux系のOSを入れれば内蔵GPUで実験できるかと思いますが、
このようなスペックでは時間の無駄な気がするので取り合えずの実験はここまで。
ちなみに実機評価をする場ではないですが、いいところがあるとすれば、
・基本はWindows端末なので、ちゃんとコントローラーで原神などライトなゲームが標準画質でできる
・任天堂スイッチよりちょっと重いくらいの重量なので、業務用としてラップトップPCを持ち歩くよりかは軽くて身軽
・officeを入れればメールとか表計算なんかの事務作業もさくっと済ませれる
・USBで刺して使えるものなら何でも使えるので外付けDVDやブルーレイが外で見れる
・最大120Hzとかの高リフレッシュレートで出先のビジネスホテルなどのでっかいモニターで動画視聴やゲームができる(これに関しては別に外付けGPUまではいらない)
・同様にthunderbolt接続ができる他社のポータブルゲーミングPCに対しtypeCの穴が1個多いため、ドッキングステーションなどをささなくても、充電しながらモニター出力や資料のインポートができる、充電しながらAIの放置(学習や生成)ができる。
・前期のモデルが同社の外付けGPUしか付けれなかったが、このモデルはなんでもつなげれるのでAI事業を手掛ける企業や事業での学習用で使える
・CPUと実装RAMがバケモノなので産業用カメラをつけて小型の検知AIとして使うのもあり
悪い点は持ち運びするポータブルゲーム機同士で戦わせると、手持ちの同社製ROG Phone6(上位RAM版)よりも質量も重いし、スペックもちょっと勝つ程度なのでは(おっといけない)と、ターボモードを使わないとかなり発熱するので生身では長時間使用が厳しい点。
あと、気になるのはNvidia containerは表示されるが、thunderboltの画面がない点で、内蔵GPUにスイッチはできるが、接続中に安全に外すことができない仕様かも?
ともかく、持ち歩くなら業務用のラップトップパソコンとしてはかなり優秀、据え置きにしても外付けGPUをこのまま刺した状態で使えば、サブPCとしてまともにゲームができるくらいには優秀な子になりそうです。
耐久性次第ですが、OFFICEとNVIDIA製GPUを抱き合わせて産業用小型PCとして売り出されると夢があると思うのですがいかがでしょう(
※何らかの設定がおかしいのかと思い、ターボモード&GPUに振り分けるメモリ容量を16GBの最大値に設定したが、
FF14ベンチ結果は3790(普通)でした。
面白いものを手に入れたので実験してみました。
実験に使ったポータブルゲーミングPCは、
いつも愛用しているメーカーのASUSさんから出ている「ROG ALLY X」で、
前期の無印モデルになかったThunderBolt接続っぽいtypeC穴があったので、
つい気になってしまい実験をやってしまいました。
[スペック]
型番:ROG ALLY X (2024) RC72LA
CPU:AMD Ryzen Z1 Extreme 3.3GHz
実装RAM:24GB 7500MT/S
OS:Windows11 23H2
内蔵GPU:AMD Radeon Graphics 8GB
外付GPU:NVIDIA GeForce RTX3050 8GB
[他、固定要素]
・サンプリングステップ:50
・Hiresステップ:50
・画像サイズ600x1024
・xformers :あり
そのままでは画像生成AIと、NVIDIA Graphicsのドライバもろもろが使えないため、
GeForce RTX3050(8GB)をeGPUで刺したところ、しっかり認識して回ってくれました。
ざっくりこの状態でFFベンチをまわしたところ、標準画質で8360~8686で快適と、まあまあいいスコアでした。
ちょっとびっくりしたのが内蔵GPUのみで回した結果が、3301(普通)※だったことですね。
内蔵されているGPUはGTX960程のスペックのGPUということでしょうか。
先日実験で使用した同社のTUFゲーミングのラップトップPCが高スペックだっただけに、
ゲーミングとROGを冠しているわりにかなりスペックが低く感じました。
さて、実際にStableDiffusionで絵画した結果ですが、
・サンプリングステップ:12秒
・Hiresステップ:28秒
と、実装RAMの速度が速いのが効いているのか、今回初めて一世代前の同スペック相当
RTX2060(SS22秒、HS22秒 FFベンチ8873)に合計速度で4秒勝ちました。
TUF銘柄のラップトップPCで実験した際はSS:27秒、HS:27秒、合計54秒だったので、
外付けGPUを使用した状態においてはALLYに軍配が上がった形になりました。
もしかすると、サンプリングステップが実装RAM速度に依存するものなのか、
ラップトップPCがthunderbolt3だったのに対して、ALLYがUSB4モデルなのがあるのかもしれません(仕様書にthunderboltの記載がないので正確な通信速度がわからない)。
外付け以外でもLinux系のOSを入れれば内蔵GPUで実験できるかと思いますが、
このようなスペックでは時間の無駄な気がするので取り合えずの実験はここまで。
ちなみに実機評価をする場ではないですが、いいところがあるとすれば、
・基本はWindows端末なので、ちゃんとコントローラーで原神などライトなゲームが標準画質でできる
・任天堂スイッチよりちょっと重いくらいの重量なので、業務用としてラップトップPCを持ち歩くよりかは軽くて身軽
・officeを入れればメールとか表計算なんかの事務作業もさくっと済ませれる
・USBで刺して使えるものなら何でも使えるので外付けDVDやブルーレイが外で見れる
・最大120Hzとかの高リフレッシュレートで出先のビジネスホテルなどのでっかいモニターで動画視聴やゲームができる(これに関しては別に外付けGPUまではいらない)
・同様にthunderbolt接続ができる他社のポータブルゲーミングPCに対しtypeCの穴が1個多いため、ドッキングステーションなどをささなくても、充電しながらモニター出力や資料のインポートができる、充電しながらAIの放置(学習や生成)ができる。
・前期のモデルが同社の外付けGPUしか付けれなかったが、このモデルはなんでもつなげれるのでAI事業を手掛ける企業や事業での学習用で使える
・CPUと実装RAMがバケモノなので産業用カメラをつけて小型の検知AIとして使うのもあり
悪い点は持ち運びするポータブルゲーム機同士で戦わせると、手持ちの同社製ROG Phone6(上位RAM版)よりも質量も重いし、スペックもちょっと勝つ程度なのでは(おっといけない)と、ターボモードを使わないとかなり発熱するので生身では長時間使用が厳しい点。
あと、気になるのはNvidia containerは表示されるが、thunderboltの画面がない点で、内蔵GPUにスイッチはできるが、接続中に安全に外すことができない仕様かも?
ともかく、持ち歩くなら業務用のラップトップパソコンとしてはかなり優秀、据え置きにしても外付けGPUをこのまま刺した状態で使えば、サブPCとしてまともにゲームができるくらいには優秀な子になりそうです。
耐久性次第ですが、OFFICEとNVIDIA製GPUを抱き合わせて産業用小型PCとして売り出されると夢があると思うのですがいかがでしょう(
※何らかの設定がおかしいのかと思い、ターボモード&GPUに振り分けるメモリ容量を16GBの最大値に設定したが、
FF14ベンチ結果は3790(普通)でした。
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2025-04-12 00:38
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