女は背中で物語る!

クズハンターの狩猟日記 ~モンスター狩らずにナニを狩る?~

「おっと、ハンターそれ以上近寄るなよ」

ジェマが槌をオレに向けた。

「それ以上近寄るとコイツで打ちのめして火窯にぶち込むぜ!ハンター。…アタシ、知ってんだよ。アンタ、アルマと付き合ってるんだろ?」
「…なんだそれ?アルマから聞いたのか?」

しれっと流して聞いてみる。

「アルマは立場もあって律儀でいい娘だから周りに何も言ってないさ。でもな、お前んトコのテントで何度もアルマとの…その…あの声聞いてりゃ、イヤでもわかるぜ」
「なんだそのコエを聞いてたのか」
「き、聞いてたのか…じゃねーよ!よくそれでしれっとアタシを抱きたいだなんて言えるよな!そんな戯言はアルマときっちりケジメつけて別れてから言いな!」
「別れればお前を抱いていいのか?」

バチッ!
途端にジェマの顔が真っ赤になったのは窯の火がハジけたせいだろうか?

「…なっ!ち、違っ!、そ、そんなこと言ってねーし!!」
「え~?でも言ってることはそうじゃね?」
「違ぇし!!ど、どういうアタマしてんだよ!…さぁ、これからアタシは作んなきゃならないものがあるんだ!!帰んなハンター!仕事の邪魔邪魔!」

つづく…のか?

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2025-04-12 23:50

 なるみや


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