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出入

「ここはねちゃねちゃぬとぬとしている。
僕はそこで待っている。
何かが通り過ぎようとするのを。
それに触れてやる。
ぬるぬるしてぶにぶになものを。
その先がどうなるかは分からない。
だから楽しくて仕方がない。
だからこの暗くて狭いぬかるみにずっといる。」

「わたしは聞いている。
ここではない外、そこ騒いでいるナニかの音を。
わたしが触れて変容したもの。
きっと楽しいことが起きているはず。
これは人間の声。
きっと喜んでいるんだわ。」

「だからもし■■■の■■に■■がなくて■■が余分にあっても■■■■でしょう?」

「■が■■■■■■なんだよね?」

『人間って凄いなあ』

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2025-04-19 22:21

 しり


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