部活と形成

B4用紙でのオリジナル作品を作っていたのだが、これがむずいのなんの。無意識にプロの漫画作品と比較してしまい自分のヘタさに嫌気がさしてしまった。
そこで、それはいったん保留にして作ってみたのがこれ。ま、いつもの雰囲気の作品ですが、用紙サイズは大きいのだ。こういう作品は私の領域なので作るハードルは低かった。経験を重ねていけばB4用紙でも自在に作れるようになりプロしゃんとの画力の差も縮まっていくだろう。たぶんな。
あとB4用紙だとでかい絵を描ける分なのか「細かく丁寧に描いてやろう」という意識も自然に働く。これは予想していなかった。大きい用紙で描いていったほうが画力上がるかも。

お話についてだと、試しにおヒキの者をミノリからリナちゃんにチェンジしてみた。内容的にミノリでは「んなぁ」しそうだったので。
なるほど会話が少し組み立てにくい。慣れない相手に喋ってるみたいだ。でも登場する三者の微妙な心理的距離感が新鮮で描いてて楽しかったです。ミノリとリナちゃんもお互い「名字＋さん付け」で呼び合う程度の仲でしかないしね。もっと仲良くなれるだろうか。それとも・・・？
あと、部活は人間形成の場ではないです。野球部やサッカー部みたいな花形クラブでも人間的にどうなのっていうか、クソガキみたいのが結構いた気がする。「部活で活躍している＝人間的にも優れている」ってのは絶対違う。部員が一致団結する際に掲げた裏の目標が「アイツをイジメる」みたいなカス目標であることもよくある話だと思います。それで選ばれなかった人間は部活動を悲しい精神修練の場としてむなしく過ごすしかない。
部活は運動部にしろ文化部にしろ、ヨソと競い合うことを旨とする場合が大半なゆえか、淘汰された敗者に対し慈悲の目を向けたりしないし、むしろ弱者へのイジメの温床になってるケースも多いと考える。それが競争社会というなら、あまりにも残酷。
飯川本人の６年のテニス記録の漫画も作れるけど、めっさめさ長くなるからなあ。てか本当はそれを過去話シリーズでやろうとしたんだけど、頓挫してとりあえず今回の４ページにまとめたってわけっす。んなぁ！