「1994年 天皇賞・春 ビワハヤヒデ」
1992~1994年にかけてBNWの名でナリタタイシン・ウィニングチケットともに活躍した葦毛の名馬。1993年度代表馬。
1993年菊花賞 (当時レコード3:04.7)
1994年天皇賞(春)
1994年宝塚記念 (当時レコード2:11.2)
1993年だけではGⅠは菊花賞しかいないのに年度代表馬となったことで批判もされたが、
1993年は
皐月賞2着(1着ナリタタイシン)
ダービー2着(1着ウィニングチケット)
有馬記念2着(1着トウカイテイオー)
と敗れたGⅠもいずれも2着に入っており、1992年のデビュー戦から1993年有馬記念までで新馬戦からGⅡまでを5勝。菊花賞だけではなく、1992年ではOPもみじステークスとデイリー杯3歳ステークスでレコードをとり、この時点までで10戦連続の連対率100%(出場するレースで必ず2着までに入る)と、実績を残しているので、評価に値するものは全然ある。
そして、引退までの16戦まで見ると、15戦連続連対率100%(生涯16戦中15戦連続で1着10回、2着5回。最終戦となった天皇賞秋のみが5着)という驚異的な記録となり、連続連対率は歴代2位。(シンザンが19戦15勝。つまり1着15回、2着4回連対率100%という鬼のような記録を打ち立てている ※記述に間違いがあり訂正しました)
1993年二冠を逸したことから夏に猛特訓が施され、ミホノブルボンを手本とする坂路調教で瞬発力とスタミナを獲得し、最後の一冠菊花賞を獲得。
有馬記念こそ勝ちきれなかったものの、BNWのライバル・ナリタタイシンには天皇賞春で、ウィニングチケットには1994年オールカマーでリベンジを果たした。(先着を含めるなら1993年有馬記念、1994年京都記念、天皇賞秋もある)
特に1994年天皇賞春は、最終コーナーを回ってから鬼脚のナリタタイシンが驚異的な速度で猛追するも、最後の1.5馬身差を譲らず保持、そのまま激闘を制した。
強さが発揮されたのはBNWライバル不在で迎えた1994年の宝塚記念。
**********
94年 宝塚記念
ファン投票で集まった14万8768の期待。
その馬にとっては重圧ではなく、自信だった。
愛されるから強いのか、あるいはその逆か。
5馬身差の余裕 ビワハヤヒデ
真の強さは、スリルすら拒む。
灼熱のグランプリへ
(JRA 2013年CM「THE LEGEND」宝塚記念編より)
**********
JRAのCMのように2着に5馬身差をつけ、圧勝のレコードだった。
ナイスネイチャ・マチカネタンホイザ・サクラチトセオーも出ていた。
また、1994年三冠馬となる半弟ナリタブライアンとの比較がよくされるが、決戦が期待された1994年の有馬記念にはビワハヤヒデは出場できず、夢の対決は出来なかった。
タイムのみの比較になるが、
ビワハヤヒデ ナリタブライアン
デイリー杯3歳S 1992 1着 R1:21.7(46.5) 1993 3着 1:22.7 (35.1)
共同通信杯4歳S 1993 2着 1:48.7(34.9) 1994 1着 R1:47.5 (35.1)
皐月賞 1993 2着 2.00.3(35.4) 1994 1着 R1:59.0 (35.8)
東京優駿 1993 2着 2.25.6(36.3) 1994 1着 2:25.7 (36.2)
菊花賞 1993 1着 R3:04.7(34.5) 1994 1着 R3:04.6 (34.3)
有馬記念 1993 2着 2:31.0(35.3) 1994 1着 2:32.2 (34.8)
天皇賞(春) 1994 1着 3:22.6(36.5) 1996 2着 3:18.2 (35.5)
となっており、トータルではナリタブライアンが一つ勝ち越している。
面白いのはダービー、有馬記念、天皇賞春のタイムで、それぞれが2着で入っているレースは、1着になっている兄弟のタイムよりそれぞれが速い。
二人での対決が行われなかったのが、本当に惜しまれる。
ナイスネイチャ・マチカネタンホイザ・ロイスアンドロイス・ライスシャワーとは幾度も戦っており、着差はあるとはいえBNWに次ぐ戦友といえる。
出典
Wikipedia「ビワハヤヒデ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%83%92%E3%83%87
Wikipedia「ナリタブライアン」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3
netkeiba「ビワハヤヒデ」
https://db.netkeiba.com/horse/1990103355/
ピクシブ百科事典「ビワハヤヒデ」
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%93%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%83%92%E3%83%87%28%E3%82%A6%E3%83%9E%E5%A8%98%29
JRA「ビワハヤヒデ3分でわかった気になる名馬」
https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse4/index.html
※一枚目は胸元のデザインが間違っていますが、氷上が大変気に入っているので残しておきます。二枚目が正しいデザインになります。
1993年菊花賞 (当時レコード3:04.7)
1994年天皇賞(春)
1994年宝塚記念 (当時レコード2:11.2)
1993年だけではGⅠは菊花賞しかいないのに年度代表馬となったことで批判もされたが、
1993年は
皐月賞2着(1着ナリタタイシン)
ダービー2着(1着ウィニングチケット)
有馬記念2着(1着トウカイテイオー)
と敗れたGⅠもいずれも2着に入っており、1992年のデビュー戦から1993年有馬記念までで新馬戦からGⅡまでを5勝。菊花賞だけではなく、1992年ではOPもみじステークスとデイリー杯3歳ステークスでレコードをとり、この時点までで10戦連続の連対率100%(出場するレースで必ず2着までに入る)と、実績を残しているので、評価に値するものは全然ある。
そして、引退までの16戦まで見ると、15戦連続連対率100%(生涯16戦中15戦連続で1着10回、2着5回。最終戦となった天皇賞秋のみが5着)という驚異的な記録となり、連続連対率は歴代2位。(シンザンが19戦15勝。つまり1着15回、2着4回連対率100%という鬼のような記録を打ち立てている ※記述に間違いがあり訂正しました)
1993年二冠を逸したことから夏に猛特訓が施され、ミホノブルボンを手本とする坂路調教で瞬発力とスタミナを獲得し、最後の一冠菊花賞を獲得。
有馬記念こそ勝ちきれなかったものの、BNWのライバル・ナリタタイシンには天皇賞春で、ウィニングチケットには1994年オールカマーでリベンジを果たした。(先着を含めるなら1993年有馬記念、1994年京都記念、天皇賞秋もある)
特に1994年天皇賞春は、最終コーナーを回ってから鬼脚のナリタタイシンが驚異的な速度で猛追するも、最後の1.5馬身差を譲らず保持、そのまま激闘を制した。
強さが発揮されたのはBNWライバル不在で迎えた1994年の宝塚記念。
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94年 宝塚記念
ファン投票で集まった14万8768の期待。
その馬にとっては重圧ではなく、自信だった。
愛されるから強いのか、あるいはその逆か。
5馬身差の余裕 ビワハヤヒデ
真の強さは、スリルすら拒む。
灼熱のグランプリへ
(JRA 2013年CM「THE LEGEND」宝塚記念編より)
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JRAのCMのように2着に5馬身差をつけ、圧勝のレコードだった。
ナイスネイチャ・マチカネタンホイザ・サクラチトセオーも出ていた。
また、1994年三冠馬となる半弟ナリタブライアンとの比較がよくされるが、決戦が期待された1994年の有馬記念にはビワハヤヒデは出場できず、夢の対決は出来なかった。
タイムのみの比較になるが、
ビワハヤヒデ ナリタブライアン
デイリー杯3歳S 1992 1着 R1:21.7(46.5) 1993 3着 1:22.7 (35.1)
共同通信杯4歳S 1993 2着 1:48.7(34.9) 1994 1着 R1:47.5 (35.1)
皐月賞 1993 2着 2.00.3(35.4) 1994 1着 R1:59.0 (35.8)
東京優駿 1993 2着 2.25.6(36.3) 1994 1着 2:25.7 (36.2)
菊花賞 1993 1着 R3:04.7(34.5) 1994 1着 R3:04.6 (34.3)
有馬記念 1993 2着 2:31.0(35.3) 1994 1着 2:32.2 (34.8)
天皇賞(春) 1994 1着 3:22.6(36.5) 1996 2着 3:18.2 (35.5)
となっており、トータルではナリタブライアンが一つ勝ち越している。
面白いのはダービー、有馬記念、天皇賞春のタイムで、それぞれが2着で入っているレースは、1着になっている兄弟のタイムよりそれぞれが速い。
二人での対決が行われなかったのが、本当に惜しまれる。
ナイスネイチャ・マチカネタンホイザ・ロイスアンドロイス・ライスシャワーとは幾度も戦っており、着差はあるとはいえBNWに次ぐ戦友といえる。
出典
Wikipedia「ビワハヤヒデ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%83%92%E3%83%87
Wikipedia「ナリタブライアン」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3
netkeiba「ビワハヤヒデ」
https://db.netkeiba.com/horse/1990103355/
ピクシブ百科事典「ビワハヤヒデ」
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%93%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%83%92%E3%83%87%28%E3%82%A6%E3%83%9E%E5%A8%98%29
JRA「ビワハヤヒデ3分でわかった気になる名馬」
https://www.jra.go.jp/gallery/3minmeiba/horse4/index.html
※一枚目は胸元のデザインが間違っていますが、氷上が大変気に入っているので残しておきます。二枚目が正しいデザインになります。
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2025-04-24 08:22
Comments (2)
競馬人としては、基礎ですな。昔良く、現場に行っていたよw。
体が冷えると大変だ、着替えようか。汗だくの服はカゴに入れて置いてくれ。後でクリーニングに出すから。 (すっげぇいい匂い!抜かねば無作法というものだ!)