甲虫の王者　カブトムシ

コウチュウ目コガネムシ科　Trypoxylus dichotomus septentrionalis (日本産ヤマトカブトムシ)

日本を代表する甲虫で、夏の風物詩として子供達に親しまれている人気者。雄の体長は角を含めるとおよそ7cm前後に達する。先端が四股に分かれた独特な形状の長い角を持ち、雄達はこれを使って餌の樹液や繁殖相手の雌を巡って戦う。角を相手の体の下に潜り込ませ、テコの原理を利用してあっという間に投げ飛ばす。自然下では主に人の手によって管理されている雑木林に生息しており、クヌギやコナラ等の樹液が大好物。

日本でお馴染みの甲虫，カブトムシを雌雄で描いてみました。体色の黒と赤褐色のグラデーションを汚くならないように調整するのがものすごく難しかったです。寧ろ、コーカサスやヘラクレスの方が簡単に思えた位でした…。さて、日本のカブトムシは戦う姿が日本の武士道精神やら大和魂やらを連想すると古来から言われております。目にも止まらない一撃で勝敗を分け、負けを認めた方は潔く退散する姿勢が凄くかっこいいですよね。