テリトリーの巡回

雪の精霊が精霊術士と契約する前、永久凍土から更に奥深い雪山や森を管轄していた時。

基本的に領域は雪の精霊自身が生み出した白い狼フェンリルが巡回していた。たまに暇つぶしに雪の精霊自身が一緒について行く。

領域内に迷い込んだ人間をテリトリー外に追い出したり生態系のバランスを確認したりしている。

しかし迷い込んでくる人間など滅多にいないので雪の精霊はとてつもなく暇を持て余している。

たまに領域外の人里の様子を遠目に観察しており人間の生活に興味を示している。

特に人間の食事に関心があり、皆美味しそうに幸せそうな顔で食べている様子に食事をしない精霊は余計に食事がどういうものか気になっているのだ。

精霊術士との契約の際はそこを上手く突かれて契約に合意する事になった。