【春の収穫祭】異世界(の祭り)に迷い混んでしまった龍の人。その5

黒龍「ウチの娘と一緒にいていただきありがとうございます。」
ナレーション
佐藤「いえ、私達は彼女から『あなたを探すのを手伝ってほしい』と頼まれただけですので・・。」
「まぁ。ほとんど、お店巡りでしたけどね」
う・バイフー「マスター、親御さんにそのようなことをいったら失礼ですよ？」(小声)

『すいません』と定正は彼に頭を下げると『いえいえ、とんでもない』と返ってきた。

黒龍「謝る必要なんてありません。娘と一緒にいてくれただけでも親である私にとっては大変嬉しいことです。この子はいつも家族の間で話すことしかありませんでしたから・・」

う・バイフー「そうだったんですね」

町娘『ひったくり～。ひったくりよ～っ！？誰か捕まえてっ！！』

『ひったくりっ！？』
全員はとっさに大声が聞こえた方を振り向くと大通りの方から黒い恐竜・・？のように見える。なんともヘンテコリンな姿を大きな何かが某巨人がはびこる世界の奇行種のように。お金がたくさん入った大きな袋を片手にドスドスとこちらへ向かってくるではありませんかっ！

ヒッタ・クリデス「おらおら、どけどけ～っ！ヒッタ・クリデス様のお通りだ～っ！！」

全員『泥棒、でかすぎっ！？』

※花屋に向かう途中、人からお金を盗んだ悪い泥棒さんに遭遇してあら大変っ！さぁ、皆で悪い泥棒を捕まえなきゃいけませんね？