SS:お祭りオオカミ

黒鋼「うおっしゃーッ!!盛り上がって行くぜーッ!!オラオラァーッ!!」

(ダンダンダンダンッ!!)

黒鋼「コラーッ!!てめぇら!!気合いが足らねぇぞ!!もっと、腹から声出しやがれッ!!」

白虎「おーおー、随分と気合い入ってるじゃねぇか…クロ」
白龍「…」

黒鋼「…うげぇ!?ぼ、ボス!?…に、白龍!?な…何故、此処に!?」

レイラ「わたくしが招待致しましたから…ですわよ♡」
黒鋼「…なん…だと？てめぇ…余計な事を…」
レイラ「あら？ここは、わたくしの家の庭ですのよ？どうしようと、わたくしの勝手ですわ」
黒鋼「…て、てめぇ」
白虎「王女様には感謝しねぇとな♪にしてもよ…クロも好きだったんだなぁ♡祭」
黒鋼「これは…違っ…俺は、ただ…コイツに雇われただけでッ!!」
レイラ「うふふふふ♡黒鋼さんは、本当に良く働いて下ってますわ♡…ホント、良い客寄せパンダですわね♡」
黒鋼「…オマエ、今何か言ったか？」
レイラ「嫌ですわ♡空耳…ですわよ♡」
黒鋼「…」

白虎「そういや…祭好きのワンタの姿が見えねぇが…来てねぇのか？」
レイラ「勿論、居らしてますわ♡会場中屋台、全メニューを食べ尽くすとか何とかで、こちらまで来る余裕が無いみたいですが」
白虎「アイツらしいな…ま、俺としては都合が良いから有難ぇけどよ」
白龍「ボスは、戻って来て以来、アイツを避けていらっしゃいますが…何か《理由》があるんですか？」
白虎「…ん？ま、まぁな…色々、あんだよ」
白龍「まぁ、私も深くは追求はしませんが…何時までも、隠し切れるとも到底、思えません」
白虎「…俺も、何時までも隠してるつもりもねぇけどよ…ま、そのうちに…な」
白龍「…」
白虎「ンな事よりよ…折角、招待されたんだ…今は、楽しもうぜ…お祭り騒ぎをよ」
白龍「…そうですね…たまには、こういうのも悪くはないですね」
レイラ「そうですわ♡たっぷり、楽しん行ってくださいね♡黒鋼さんも、こちらはもう結構ですので…祭を堪能して行ってくださいね♡」
黒鋼「…けっ!!ま、どうしても…ってなら、付き合ってやらねぇ事もねぇけどよ」
レイラ「…今…何か、仰いました？(怒)」
黒鋼「…」

白虎「…ま、そういう事だ…楽しむとしようぜ♡行くぞ、オマエら!!俺に続けぇーッ!!」

白龍「…やれやれ」
黒鋼「ボスの、祭好きにも困ったモンだぜ」

～End～

黒鋼・お祭りモード

次回は、《ワンタ・バースデー》
(少し、遅刻しちゃうかも？)