緋い月

夏の夜の湿った風が 柳の枝をさわさわ揺らす対岸の松原の間を縫って 真っ赤な月が姿を見せるとうとうと音も立てずに大河は流れ緋色の月を水面に映すまだ夜は始まったばかり 長い長い夢の始まり
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2008-08-05 22:57

 おむすび


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