『歩く神社になりたい』

という記憶に残るコピーの記事をどこかで見たので。
かねてから描いてみたかった全自動賽銭箱を具現化。

長々と設定資料
　HO-NO3506
全長　1m弱
重量　90kg
　賽銭を入れれば自動で動き、AIに従い信仰集めや妖怪退治をする機能を持つ。正面からでは見えないが背後に数字五桁の液晶パネルがあり、活動とともに減少していき、最終的に賽銭分の信仰が切れると動かなくなる。いわゆる万屋のの自販機である。
　頭部に当たる部位がないが、これは洩矢理論に基づき、人に限りなく近い四肢を持たせつつも人型に似せて作ったことにより『付喪神』にすることがないようにするためのもの。メインセンサーは正面の『奉納』の文字の横にある。一応スピーカーは頭がある位置にある。ちなみに脇にあるのは放熱パネル。
　投入された賽銭を動力にしているのではなく、それに乗せられた信仰をテレホンカードのように消費することでこの機械は動く。推進器はないため飛行能力は無いが跳躍は自分の身長と同じ程度までならできる。
河城にとりにロボを求めた東風谷早苗がコレジャナイ放棄したという経緯を持つ。
まことに便利な代物ながらも、現在は存在意義を危惧した当代博麗の巫女・博麗霊夢によって押入れの中に封印されている。