繰り返す夢

冷え切ったその首筋の感触は生々しくて/ついさっきまで隣にいたような幻を思わせる/彼は栗色の眼で微笑い瞬きもせず/寝食を共にしていた頃には決して見せなかった、触れ方で/嗚呼/(そんなものを望んでいるのではないのに、)/彼は容赦の無い/柔らかなトーンの声調で/色の失せた唇で、つむぐのだ/「おまえは、あたたかいな」/と/
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2010-09-20 04:16

 seya


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