【補完計画】ヘキサ

★「ヘキサ」と言うとpixivでは別物のようだが、ドライバーの間ではコレ、都道府県道番号を表示する案内標識である。★此所数年の間に急速に普及した。★国土交通省（旧建設省）流に考えると、道路は管理者により１）国道２）都道府県道３）市町村道４）私道、の四種に区分されよう。★地図上では国道は明示され別格の扱いを受けるが、長年その他の道は十把一からげであった。★ところが、カーナビが登場し、地図データの電子化が進んで状況は一変した！★懇切丁寧な（余計なお世話とも言ふ）事に、地図上でこの「都道府県道」番号が事細かに表示される様になったのである。★そう、我々の伺い知れぬ帳簿上で、各都道府県は道路に管理番号を振っていたのであった。★ところで維新以降昭和30年代にかけて、本邦の道路は未整備で放置されていたのは周知の事実。★当時はこれを揶揄して「酷道／険道／損道」と俗称していたモノである。★それが、角さんが「道路特定財源」を開発し、道路整備が急速に進行、平成になってその財源すら剰余金が生まれていると喧伝される中、少なくとも公道の整備はほぼ終了した、と世間では認識される様になっていたのだが…。★カーナビに導かれて、国道／都道府県道に進入したドライバーは、はたと当惑する事になる。★舗装こそほぼ完了していても、大型車の、果ては普通車すら離合できぬ狭溢区間が、余りにも多数存在する事が露見したのである！★結果として道路管理者は、改めて利用者に「済まん、通行困難だ」と案内する事を余儀なくされたのであった（苦笑）。★そして昨今、再び「酷道／吐道／腐道／険道」なる蔑称が復活しつつあるのだった（笑）。★この都道府県道番号は、それぞれの自治体が決定するのだが、都道9号線は神奈川9号線と合同して通称川崎街道／府中街道を指定している。★言わずもがなだけど⑨号線は実在しませんからね！