高鳴り
聞き覚えのある声がした、驚いて暇つぶしにと遊んでいたものを落としてしまった。しかしこの人は、あの人ではない。もう、あれから何十年も経っているのだから。それにしても、この位の年齢ならば、もう私のことは見えないはずなのだが・・? 「狐ちゃんめっけ。イナリ寿司無駄にならなくてよかったー。」彼はそう言って、大きな包みを差し出した。 以前投稿した「忘れないで」の続きです。
15
6
809
2010-10-28 00:37
Comments (4)
SK様 コメント有難うございます。優しい色使いだと言っていただけて、うれしいです。着物は少しでも華やかにみえるように、いろんな模様を詰め込んでみました。
とってもきれいで優しい色使いですね~。着物の描き込みも素晴らしいです! どんなストーリーなのか、想像を逞しくさせてくれるイラストです(^^)
ysakait様 コメント有難うございます。秋という季節にあうかな、と紫をあわせてみました。
いいですね~。紫色の和服にタイツと狐耳、枯草色の髪の色の取り合わせ!そしていなり寿司をお土産にしての再開、というシチュ。いいですね~。