高鳴り

聞き覚えのある声がした、驚いて暇つぶしにと遊んでいたものを落としてしまった。しかしこの人は、あの人ではない。もう、あれから何十年も経っているのだから。それにしても、この位の年齢ならば、もう私のことは見えないはずなのだが・・? 「狐ちゃんめっけ。イナリ寿司無駄にならなくてよかったー。」彼はそう言って、大きな包みを差し出した。 以前投稿した「忘れないで」の続きです。
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2010-10-28 00:37

 星瞬(ほしきらり)


Comments (4)

SK様 コメント有難うございます。優しい色使いだと言っていただけて、うれしいです。着物は少しでも華やかにみえるように、いろんな模様を詰め込んでみました。

藤川 2010-12-02 20:38

とってもきれいで優しい色使いですね~。着物の描き込みも素晴らしいです! どんなストーリーなのか、想像を逞しくさせてくれるイラストです(^^)

ysakait様 コメント有難うございます。秋という季節にあうかな、と紫をあわせてみました。

ysakait 2010-10-28 02:06

いいですね~。紫色の和服にタイツと狐耳、枯草色の髪の色の取り合わせ!そしていなり寿司をお土産にしての再開、というシチュ。いいですね~。

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