中国明朝のおっさん将校

スクリーントーン練習も兼ねた『韃靼疾風録』の明朝のおっさん将校メモ ※出典:稲畑耕一郎監修/劉煒編/王莉著/児島弘一郎訳『図説中国文明史9 【明】在野の文明』創元社.2006 ■ 綿甲をつけた明朝の将校 ■ 綿甲を造るとき、原料には真綿と木綿(綿の実の繊維)の2種類を用いた。まず水の中に入れて浸し、次に棒でたたいて薄いフェルト状にし、布甲の中に縫い合わせて甲衣を造った。綿の実を水に浸すのは非常に重要な工程で、こうすることにより、真綿は棒でたたいた後、目が細かで丈夫になる。■ 布製の鎧には2種類あり、1つは布面の中に鉄甲片を縫いこみ、もう1つは中に綿あてを縫いこむ。綿あての中にさらに甲片を縫いこむこともあり、防御力はより強くなった。図中の将校が身につけている綿甲は、この類に属する。
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2010-11-09 00:27

 夏蜥蜴なつ・とかげ@気まま更新


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