はばたけ!ヤングヒル!! ~第21話~
ヤングヒルが駆け付けたとき
すでに部屋の中はもぬけの殻だった。
少女SどころかPも見当たらない。
しかし良く見ると部屋の中央に何かある。
「こ、これは・・・・Pの前足・・!
それに専属モデルの羽もあるぞ!!」
Pは他の3人と比べれば特別親しい訳ではなかったが
同じ釜の飯を食べた仲間である。
スパイであることが分かった今でも
その思いは変わらない。
そして専属モデル。
忘れもしない、栄光の頂に届きかけたヤングヒルの手を
踏みにじり、地獄に落とした張本人である。
地底に来てからもしばらくは思い出すたび、
背中の羽をむしり取ってやりたいと憤ったものだが、
このような形でそれが実現することを望んでいた訳ではなかった。
「いったいここで何が起こったんだ・・・・?」
数秒遅れてネズ美も部屋に入ってきた。
「どうやら間に合わなかったようだな。
これで被害者は3人か・・・・。
だが、これでお前も分かっただろう。
少女Sの心には魔物が住んでいるのだ。」
「まだ決まったわけではない!」
「いいかげんにしないか、ヤングヒル!
私はお前の身を案じているのだ!
どうしても残るというならば強制連行させてもらうことになる。」
ネズ美の気配が変わった。
ヤングヒルに固執する理由は定かでないが、どうやら本気のようだ。
「いや、まってくれ・・・・。
そうか・・・・、そういうことだったんだ!」
今ここで真実を導き出さねば
永遠に少女Sと別れることになるだろう。
追い詰められたヤングヒルは無謀を承知でハッタリをかました。
すでに部屋の中はもぬけの殻だった。
少女SどころかPも見当たらない。
しかし良く見ると部屋の中央に何かある。
「こ、これは・・・・Pの前足・・!
それに専属モデルの羽もあるぞ!!」
Pは他の3人と比べれば特別親しい訳ではなかったが
同じ釜の飯を食べた仲間である。
スパイであることが分かった今でも
その思いは変わらない。
そして専属モデル。
忘れもしない、栄光の頂に届きかけたヤングヒルの手を
踏みにじり、地獄に落とした張本人である。
地底に来てからもしばらくは思い出すたび、
背中の羽をむしり取ってやりたいと憤ったものだが、
このような形でそれが実現することを望んでいた訳ではなかった。
「いったいここで何が起こったんだ・・・・?」
数秒遅れてネズ美も部屋に入ってきた。
「どうやら間に合わなかったようだな。
これで被害者は3人か・・・・。
だが、これでお前も分かっただろう。
少女Sの心には魔物が住んでいるのだ。」
「まだ決まったわけではない!」
「いいかげんにしないか、ヤングヒル!
私はお前の身を案じているのだ!
どうしても残るというならば強制連行させてもらうことになる。」
ネズ美の気配が変わった。
ヤングヒルに固執する理由は定かでないが、どうやら本気のようだ。
「いや、まってくれ・・・・。
そうか・・・・、そういうことだったんだ!」
今ここで真実を導き出さねば
永遠に少女Sと別れることになるだろう。
追い詰められたヤングヒルは無謀を承知でハッタリをかました。
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2010-12-11 00:02
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