にらみ返し

落語四コマ第六弾は『にらみ返し』。

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長屋暮らしの熊五郎。

大晦日に押し寄せてくる借金取りに困っている。

そこへ「ええ、借金の言い訳しましょう」の声が聞こえてくる。

その言い訳屋を呼んで、話を聞いてみると、

一時間二円で借金取りを追い返してくれるという。

言い訳屋は熊五郎夫婦を押入れに入れて、

物音ひとつ立てちゃいけないと忠告。

言い訳屋は、次々と現れる借金取りを、

にらみ付けるだけで追い返してしまう。

時間が来たので帰るという言い訳屋に、

まだ大物の借金取りが控えているので、

今帰られると困るという熊五郎。

しかし言い訳屋も、自分の家に来る借金取りを

にらみで追い返さなければならなかった．．．。

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いわゆる“顔芸”なので、高座を見たほうが面白みが伝わってくるのだけど、

小さんの高座を音声で聞いて、そのにらみつける顔を想像するだけでも
充分楽しめた。

言い訳屋がやってくるまでの、熊五郎の借金取りへの応対ぶりも
この噺の聞き所。