【PF5】水奏楽器【アイテム】
※キャプションを読まなくても、イラスト内の説明だけでお使いいただけます。※※改造推奨。というか木琴みたいな感じにすればよかったと今更ながらに思います。すごく思います。◆とある本の一節。戦略用魔術にとって、発動までに必要な時間の短縮と、質と確実性を確保することは重大な問題であった。強力な魔術師を大量に確保することは難しい。その技術はヴィアロの魔導書によってある程度規定され、簡略化や普遍化が進んでいるものの、まだまだ稀少魔術の使い手も多く、また珍重される傾向があった。そこで常に考えられるのが、一度発動した術を留め置き、持ち運ぶ技術。そして、道具に術式を閉じこめる技術である。魔術の本質が、魔力と音にあると考えた魔術師アナセンは、所属学会の要請を受け、水奏石に呪文を閉じこめ、再生とともに術を発動する術を考案。しかし、音のみを頼りとする魔術は専門性が高く、また種族によっては聞こえない範囲の音波の影響を測定することが難しかったために頓挫。声に力があるとされる生物の音声を世界中集めて歩く旅にでることにした。◆ところで、その旅に連れ添った弟子兼師匠兼友人のカイとホタカは、学会から必要十分以上の水奏石が提供されたことをいいことに、街の楽団や美しい動物、鉱石の奏でる音を一音一音丁寧に集め(二人の間で、競争か賭に似たやりとりがあったという)収集した。二人は、水を張った特殊な機構のからくりに詰め、ハンドルと歯車の動作で、一定の音を奏でる楽器を作り上げた。それらは音の安定性から、騎士教会所属の聖歌隊に買い上げられ広がっていくのだが、それはまた別の話である。■術式を込めたアイテムはすでにありますが、話の時間軸がどこにあるかは不明ということでよろしくお願いします。■設定をお借りしました:水奏石【http://p.tl/i/16216093】
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2011-02-01 01:41
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